沢村一樹、『絶対零度』主演続投に「もう次はない。完全燃焼するつもりです」

沢村一樹が語る、『絶対零度』続投への決意

 フジテレビ月9ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(前作と同一タイトル)のシーズン2がスタートした。前作は、2018年7月クールに放送され、平均視聴率10.6%を獲得。「月9復活」を引き寄せた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

 防犯カメラ映像、メール、電話、SNSの通信履歴などの、あらゆるデータから予測された“未来の犯罪者”を潜入・追跡捜査し、犯罪を未然に防ぐ特命班「未然犯罪捜査班」(通称・ミハン)の活動を描く本作。そのリーダー・井沢範人を、前作に引き続き、沢村一樹が務めて主演する。

 妻と娘を殺された過去があり、普段は飄々としたキャラクターでありながら、その実、内には闇を抱えた井沢を演じ、前作でこれまでのイメージを打ち破った沢村。今作では、衝撃のスタートで視聴者を驚かせる。そして沢村とともに、前作から続投の横山裕、本田翼に加え、森永悠希、高杉真宙、上杉柊平、水野美紀、柄本明、そして霜降り明星の粗品がキャストに加入するのも注目だ。

 座組を引っ張る沢村に、前作の反響にはじまり、シリーズの魅力のひとつであるアクションについて、さらには「今作で完全燃焼する」と語る意気込みを聞いた。

「今まで演じていた役とは違うリアクション」


――前作でプロデューサーさんが、沢村さんの魅力を最大限に出そうと突き詰めていった結果として、井沢という役が生まれたと話していました。

沢村一樹(以下、沢村):井沢という役は、喜怒哀楽の場面場面で、ちょっと大げさなくらいの感情を出していたのですが、僕が今まで演じていた役とは違うリアクションをいただくことが多かったです。あぁ、こういう役も楽しんでいただけるんだなということと、こういう役もできるんだと自分でも驚いている部分がありました。

――意外な反応だったのですか?

沢村:そうですね。ちょっと気持ち悪いくらいにやろうと思ってたんです。目を剥いてわっとしたり。でも気持ち悪いというよりは圧倒されたという意見が多かったんですよ。いい反応が多くて。そこに胡坐をかくのではなくて、また新しいものを作っていけたらなと思っています。気を張り過ぎず、楽しみながら、視聴者の方にも楽しんでいただけるように。

――同じく続投の横山裕さん、本田翼さんとは、とても仲がよさそうです。

沢村:今回、3人で一緒に捜査をするシーンがまだそんなにないんです。今はまだ和気あいあいとしていますが、お互いに闇を抱えている役なので、本格的に撮影に入ったら変化すると思います。みなさんとお話するときと、本番で役を演じるときの緩急を、すでにつけているのだと思います。

――そうしたいい座組になっているのも、沢村さんが座長として中心にいらっしゃるからでは。

沢村:僕は意識してないです。みんながなんとなくそうしている。おそらく、前作でそれぞれに何かをつかんでいるのだと思います。翼ちゃんは初めてのアクションで高評価を受けて、横山くんも横山くんで何か手ごたえを感じている。どこかにそうした自信があるからこそ、取材の場では緩くいられるのだと思います。

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