沢村一樹、『絶対零度』主演続投に「もう次はない。完全燃焼するつもりです」

沢村一樹が語る、『絶対零度』続投への決意

「“許す”ということが、一番尊い」


――それぞれが闇を抱えているとのことですが、前作のラストでは、メンバーそれぞれの正義感の在り方が問いかけられているようでした。“正義感”という点で何か意識されていますか?

沢村:AIという言葉が、この一年半ですごく生活の中に浸透してきて、『絶対零度』で描かれる出来事も、一昨年放送したときよりももっと本当に起こるんじゃないかと感じながら見ていただけると思います。でもAIが進んだとして、そこには人の感情がある。前回演じているときもそうでしたが、今回は特に、“許す”という行為の尊さを感じながら演じたいと思っています。井沢はまだ許せてないんですよね。色んなことを。今、時代が全てを許さない世界になりつつありますが、個人的には“許す”ということが、一番尊いと思っています。

――難しいテーマですね。改めて、ご自身のなかで、『絶対零度』という作品はどのような存在になっていますか。

沢村:ひとつ、アクションも楽しみにしています。僕自身、アクションの映画を観るのが好きで、でも実際にやったら大変だなと思うことのほうが多いですが、『絶対零度』では前作も今作も、藤井祐伍さんという方がアクション指導をしてくださっていて、すごく気が合うんです。あの映画のアクションが好きだと言うと、すぐにわかってくれる。そしてよりカッコイイ殺陣をつけてくれたりするんです。

――たとえばどんな映画ですか?

沢村:『アウトロー』という映画でトム・クルーズが狭い廊下で戦うシーンとか。飲み屋でケンカに巻き込まれるんですが、そこの殺陣が好きで。あと『イコライザー』でデンゼル・ワシントンが、相手のネクタイをつかんでグッと下にぶつける感じ。すごく痛そうに見えるんです。ああいうのやりたいねと。ハリウッドではそのためにテーブルを作ったりもすると思うので、日本のドラマでできる形としての殺陣を作ってきてくれました。

――今作もアクションにも注目ですね。『絶対零度』はこの後も続いていきそうな雰囲気があります。

沢村:もしも『絶対零度』が続くとして、僕はこの次はこのメンバーではないと思って臨んでいます。というか、燃焼するつもりでやりたいんです。

――完全燃焼すると。

沢村:これでやりきるという気持ちのほうがいいのかなと。視聴者の方が、これで終わってしまうのか、もう1回見たい、もっと見せてと後ろ髪をひかれるくらいのものができたらいいなと。続編をやりたくないわけじゃないですよ。ただ、また次もと思いながらはやりたくないんです。完全燃焼するつもりです。

■放送情報
『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』
フジテレビ系にて毎週(月)21:00~21:54放送
出演:沢村一樹、横山裕、本田翼、水野美紀、森永悠希、高杉真宙、上杉柊平、柄本明 ほか
脚本:浜田秀哉
企画:稲葉直人
プロデュース:永井麗子、関本純一
演出:石川淳一、品田俊介ほか
制作:フジテレビ
制作著作:共同テレビ
(c)フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/zettaireido/

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