横浜流星、2019年の快進撃を振り返る 春夏秋冬で見せた輝きとは

 2019年を振り返る上で、語らずにはいられないのが横浜流星の快進撃。2018年末に執筆したコラムで「『初めて恋をした日に読む話』(TBS系、以下『はじこい』)を機に人気が加速する予感」と紹介したものの、ここまでの猛スピードとは正直驚いた。

横浜流星

 まずは冬。大ブレイクのきっかけとなった『はじこい』がスタート。この時点で若い世代からの知名度は高かった横浜だが、ピンクヘアがトレードマークの“ゆりゆり”こと由利匡平役で、幅広い層にその名が浸透した。「ご褒美ください」「引っ込んでろ! オレんだよ」といった胸キュンセリフからおちゃめな舌ペロまで、多彩な言動で我々を魅了。ゆりゆりのまっすぐで熱いアタックに胸は高鳴り、高校生と塾講師の恋というじれったさが、一層視聴者の心をざわめかせた。

 ドラマ放送中には、映画『愛唄 ー約束のナクヒトー』が公開。人気曲「愛唄」をモチーフに制作されたGReeeeN脚本による本作で、横浜は恋する勇気を持てないまま余命宣告を受ける青年を、繊細に、儚く演じて見せた。同DVDの発売イベントでは「自分の力不足を思い知らされた」「役者人生の中ですごく大事な作品になった」と真摯に振り返っており、本作が役者として飛躍する礎となったに違いない。

(c)2017「キセキ ーあの日のソビトー」製作委員会

 春、“ゆりゆりロス”から世の女性たちを救い出すように公開されたのが『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』。横浜は赤髪の帰国子女男子を演じ、ここでは可愛らしさが大爆発。尊敬するいとこ(杉野遥亮)の彼女に恋をするという複雑な役どころを大胆に、クールに、それでいてチャーミングに演じきった。5月には『チア男子!!』が公開。猛特訓を経て撮影に挑んだ大迫力のチアを披露すると共に、内気な少年が少しずつ自身を開放していく心の機微を体現するのだった。

(c)「2019 L・DK」製作委員会

 そして夏。『あなたの番ですー反撃編ー』(日本テレビ系)がスタートし、その人気は不動のものに。AIのようだった“どーやん”が、恋によって血の通った人間へとじわじわ変化を遂げていく様に、彼の表現力の豊かさに気づかされた。さらには、たった一度の回し蹴りで視聴者の目を釘付けに。ファンはもちろん、老若男女に自身のポテンシャルを示す名場面となった。

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