『モトカレマニア』終わった恋を断ち切ることはできるのか!? “同士”となった新木優子と浜野謙太

『モトカレマニア』新木優子が元カレと再会

 元カレを忘れられない難波ユリカ(新木優子)は、5年以上も元カレであるマコチ(高良健吾)を忘れられない元カレマニア。誇り高きマニアとして、周りには迷惑をかけないと豪語し、元カレとの思い出の場所巡りや隣の空いた自撮りをインスタグラムにアップし続けるのであった。そんな一癖も二癖もある女性が主役のドラマ『モトカレマニア』(フジテレビ系)の第1話が放送された。本作は瀧波ユカリが描く同名コミックスが原作であり、主演に新木優子、高良健吾、共演にはよしこ(ガンバレルーヤ)、浜野謙太、関口メンディー(EXILE/GENERATIONS)らが脇を固める。

 元カレを引きずる女・自称元カレマニアのユリカは、5年前に付き合っていたマコチを忘れられずに、ストーカーのような行動を繰り返す。かつてデートした場所を訪れては、妄想の中のマコチと2ショットを撮り、実際には隣の空いた一人の自撮り写真をインスタグラムにアップしている。そんな自分のことを”聖地巡礼”しているだけだと気にとめる様子もなかった。

 しかし、偶然転職した不動産会社でマコチと再会してしまう。当のマコチはユリカのことを全く引きずっておらず、悪気もなくマンションを勧めてきた挙句、別の女性と同棲していた。この5年間で、ユリカと違って前に進んでいたマコチの姿にユリカは、脳内のマコチと大きなギャップを感じ苦しむ。そんなとき、ユリカが担当していた客の山下(浜野謙太)がユリカに告白。ユリカは新たな恋を始めるきっかけを手に入れた。しかしそれも束の間、山下はユリカと同じく元カノが忘れられない元カノマニアであった。

 本作はテンポのいい展開と、天真爛漫な新木の芝居で、元カレを引きずるという負の感情のキャラクターをポジティブに描いていた。特に注目したいのは新木優子の七変化である。脳内会議と称したシーンで様々な性格のユリカを演じる時は、それぞれヘアスタイルもメイクも代わり、衣装も異なる“ユリカ”に変身する。一度に何人ものユリカが画面に出ることになるが、新木は見事にそれぞれのユリカを演じわけるのであった。

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