チョ・ジヌン演じるウォノ刑事の精悍な姿も 『毒戦 BELIEVER』ムービングポスター公開

『毒戦』ムービングポスター公開

 現在公開中の映画『毒戦 BELIEVER』より、ムービングポスターが公開された。

 本作は、ジョニー・トー監督の『ドラッグ・ウォー 毒戦』の韓国リメイク版。『お嬢さん』『親切なクムジャさん』のチョン・ソギュンが脚本を手がけた。

 巨大麻薬組織に君臨し、その悪名を轟かせているにも関わらず、誰ひとり本名も経歴も、顔さえ知らない麻薬王“イ先生”。麻薬取締局のウォノ刑事(チョ・ジヌン)は、組織壊滅のため長年イ先生を追っているが、いまだにその尻尾すら掴めない。ある日、麻薬製造工場が爆破され、事故現場から1人の生存者・ラク(リュ・ジュンヨル)が発見される。ウォノ刑事は組織に見捨てられたという青年・ラクと手を組み、大胆かつ危険極まりない筋書きによる、組織への潜入捜査を決意する。

『毒戦 BELIEVER』ムービングポスター

 公開されたムービングポスターでは、チョ・ジヌン演じるウォノ刑事の精悍さ、リュ・ジュンヨル演じるラクの眼差し、チャ・スンウォン演じる残虐なクリスチャンの不気味な微笑を見ることができる。

 なお、公開前夜の10月3日には、『毒戦 BELIEVER』と本作のオリジナルである、ジョニー・トー監督作『ドラッグ・ウォー 毒戦』(2012年)の2作連続上映イベントが開催され、トークイベントに映画ライターよしひろまさみちとライターの西森路代が登壇した。

 『ドラッグ・ウォー 毒戦』について、よしひろは「当時私の香港人の友達はみんな“ジョニー・トーは中国に心を売った”と嘆いていた(笑)」と当時を振り返り、西森は「『ザ・ミッション 非情の掟』のように緊迫した黒社会の中の心が通じ合うものと比べても、本作は珍しく情が排除されていた印象でした」とコメント。

 韓国版『毒戦 BELIEVER』については、よしひろが「今回は『ドラッグ・ウォー』があまりにもよくできたハードボイルドで、『毒戦 BELIEVER』は、そのオイシイところを掻い摘みつつ、まったく違う作品になっています」と解説し、西森は「チョ・ジヌン演じる刑事が、オリジナルと同じく氷風呂に入るシーンでは、もともとあったアイディアをもっと面白くするためにどうしたらよいかと考え抜いて作られていたし、ジヌンさんはすごく色気があった。それに潜入捜査で、狂った人になりきるところも、俳優にとっては演技の中でもう一つ嘘をつく、魅力的なシーンだなと思います」と俳優陣を絶賛した。

■公開情報
『毒戦 BELIEVER』
シネマート新宿ほか全国公開中
監督:イ・ヘヨン
脚本:チョン・ソギョン
出演:チョ・ジヌン、リュ・ジュンヨル、キム・ジュヒョク、チャ・スンウォン、パク・ヘジュン
配給:ギャガ・プラス
原題:Believer/2018年/韓国/韓国語/124分/カラー/シネスコ/字幕翻訳:根本理恵
(c)2018 CINEGURU KIDARIENT & YONG FILM. All Rights Reserved.
公式サイト:gaga.ne.jp/dokusen

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