『なつぞら』『かぐや様は告らせたい』出演で大きなインパクト 女優・池間夏海の快進撃を追う

『なつぞら』『かぐや様は告らせたい』出演で大きなインパクト 女優・池間夏海の快進撃を追う

 通算100作品目のNHK朝の連続テレビ小説ということもあって、『おしん』の小林綾子をはじめ『ええにょぼ』の戸田菜穂や『純ちゃんの応援歌』の山口智子、『ひまわり』の松嶋菜々子ら歴代の朝ドラヒロインが総勢15人も顔を揃えたことで大きな話題を集めた『なつぞら』が、いよいよ9月28日に最終回を迎える。この“お祭り感”ただようキャスティングがひとつの魅力として際立った本作では、やはり朝ドラには欠かすことのできない「若手女優の登竜門」としての色合いも非常に強く感じることができた。ヒロイン・なつ(広瀬すず)と共に柴田家で育ってきた夕見子を演じた福地桃子はもちろんのこと、大原櫻子や富田望生、伊原六花、鳴海唯、そしてAKB48を卒業して女優に転身した渡辺麻友などが、これまでの多くの女優たちと同じように、朝ドラきっかけで飛躍を見せてくれるに違いない。

 そんな中で、出番こそ少なかったがインパクトたっぷりの登場を果たしたのが池間夏海だ。彼女が演じたのは、なつの母の従姉妹である川谷としの娘・川谷幸子。一切の事前告知なしに第11週の終盤に突如姿を現し、第12週の放送で役柄が明らかにされるまで、彼女が演じている役柄はなつの生き別れた妹・千遥(結局はドラマが後半に差し掛かった第14週で、清原果耶が演じていることが明らかにされたが。そういえば清原も事前告知なしの登場だったはずだ)なのではないかという憶測が飛び交ったほど。わずか数話しか登場しなかったとはいえ、視聴者に強烈な印象を植え付けたことは言うまでもない。

 もっとも、これだけベテランも若手も問わず女優陣の層が厚い作品なだけに、まだまだキャリアも浅い池間の出番が少ないのも致し方ないというネガティブな見方もできる。けれど改めて考えてみれば、半年つづく物語の前半のクライマックスに差し掛かるところで閃光のごとく登場し視聴者の興味をそそるというのは、実においしい役どころではないだろうか。同じNHKで9月に放送された『ひなたの佐和ちゃん、波に乗る!』で主演を飾った池間。同作に向けた認知度アップの狙いもあったのではないかと邪推してしまうが、いずれにしても池間への期待値の高さを表した起用であるとみて間違いないだろう。

 そんな池間、これまでのキャリアをたどってみると17歳にしてなかなかの苦労人のように思える。元々は子役時代として活動し、民放の人気ドラマはもちろんNHKドラマにも出演を果たすものの、確たる代表作は得られず。その後、地元・沖縄のローカルCMを中心にキャリアを積み重ね、ご当地アイドルグループでの活動も並行していく。そして彼女が一躍全国区に上りつめたのは昨年の春。中学の卒業とアイドルグループからの卒業と同時に上京し、奇しくも今回『なつぞら』でヒロインを演じた広瀬すずがそれまで務めていたシーブリーズのイメージキャラクターに抜擢。さらにはマクドナルドのCMで力強く演説する女子高生を演じる。

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