渡辺麻友、『なつぞら』は新たな代表作に “無邪気でマイペース”になつを支える

渡辺麻友、『なつぞら』は新たな代表作に “無邪気でマイペース”になつを支える

 『なつぞら』(NHK総合)は、女性の働き方に対する結婚、妊娠への考え方が描かれた朝ドラでもある。

 まるで“最終回”と話題になった第19週「なつよ、開拓者の郷」を受けて、第20週「なつよ、笑って母になれ」は新章の始まり。なつ(広瀬すず)と坂場(中川大志)の新婚生活、そして妊婦となった茜(渡辺麻友)が原画作業に取り組む様子、働きながら出産することの大変さ、男性との考え方の乖離は、今後の『なつぞら』のストーリー展開を予感させる大事な要素になっている。

 茜が本格的に登場し始めたのは、第11週「なつよ、アニメーターは君だ」から。東洋動画ではなつの先輩に当たるが、同じアニメーター試験を受けていた頃から茜はなつに一目置いていた。東洋動画の中庭は、お昼休みに本音を漏らす場所としてすっかりお馴染みになっているが、「結婚すれば女性は家庭に入る」といった当時の社長・大杉(角野卓造)の挨拶に、なつと茜、さらに麻子(貫地谷しほり)を巻き込み議論を交わしていた。

 麻子は、会社から辞めないでくれと引き止められるようなアニメーターになればいいという、言わば結婚より仕事といった側。麻子の意見に賛同するなつに、茜はあっけらかんとした様子で「あんなふうになりたいの?」と麻子に対して、懐疑的な態度を示していた。それは、言わば麻子やなつとは逆の、結婚したら仕事を辞めるのが当然という考え方。もともと、茜は漫画映画をよく知らないまま東洋動画を受けたという経緯もあっての姿だ。しかし、麻子は結婚を機に東洋動画を退社、茜は会社の視線と葛藤しながらもアニメーターを続けている。互いに、なつのアニメーションにかける情熱に感化され会社や仕事への考え方が変わっていった結果だが、見事に立場が逆転しているのも面白い。

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