広瀬すずが抱える子育てへのジレンマ 『なつぞら』父・内村光良からの助言も
優の発熱で、仕事と子育ての板挟みになるなつ(広瀬すず)。周りの助けで優は無事であったものの、なつは優の一大事に自分がそばにいてあげられないことで思い悩む。『なつぞら』(NHK総合)第129話では子育てをしながら働くことのしがらみが描かれた。
茜(渡辺麻友)に優を預けて仕事に出たなつであったが、優が熱を出したと茜から連絡が入った。なつは慌てて一久(中川大志)に連絡するが、一久も仕事で出払っていて連絡が取れない。結局、優は咲太郎(岡田将生)が預かり面倒を見てくれた。そして仕事で夜遅くに帰ってきたなつに咲太郎は「優のことはちゃんと見てるのか」と苦言を呈するのであった。なつは自分でも自覚していたことを詰められ、咲太郎に対して言葉を荒げる。そんな姿を見た咲太郎は、それ以上言及しなかったが、なつがいっぱいいっぱいになっているのは目に見えてわかった。優の側で優を支えられないこと、成長を見守れないことに誰よりもジレンマを感じているのはなつだ。
なつからは「作画監督なんか引き受けなければよかったかな」という言葉さえ出るが、一久はそれを制止する。「二人でなんとかすればいいんだ」と言い、自身は次の日から在宅ワークにできるように切り替えて帰宅するのであった。なつが責任を持って働けるように、多くの人がサポートをしている。おかげでなつは、ジレンマを乗り越え作画監督の職を全うしていた。