荒木飛羽が『あなたの番です』を大きく動かす 視聴者の興奮を掻き立てる存在感

荒木飛羽が『あなたの番です』を大きく動かす 視聴者の興奮を掻き立てる存在感

 『あなたの番です』(日本テレビ系)で明らかになった早苗(木村多江)・正志(阪田マサノブ)夫婦が住む402号室の隠し部屋。なかから現れたのは、登場人物たちも視聴者さえも知らない謎の少年だ。部屋の隅でうずくまり怯えていた謎の少年の名前はまだ明らかにされておらず、視聴者の興奮を掻き立てている。

 隠し部屋の存在に気づいた翔太(田中圭)が402号室に押し入ると、黒島(西野七瀬)が監禁されていた。早苗は黒島を助けようとする翔太を襲う。翔太は早苗に足を刺され、押し倒されたときに頭を強く打つ。謎の少年は、意識を失っていく翔太の目線の先にいた。少年は涙の潤む目で、不安げに翔太と黒島を見つめ、口元がかすかに震えているようにも見えた。彼の手には手錠がかけられており、彼もまた部屋に閉じ込められていたのだと分かる。

 SNS上では謎の少年について注目が集まっていた。「早苗の息子なのでは?」「実の息子ではなく、誘拐された子供なのでは?」「“交換殺人ゲーム”に参加したから監禁されているのではないか」などの数多くの憶測が挙げられている。また、ほんのわずかな登場シーンでありながら「目だけの芝居がすごい」といった、彼の繊細な演技に対する評価の声もあった。

 この謎の少年を演じるのは、荒木飛羽。昨年の朝ドラ『半分、青い。』(NHK総合)で、有田哲平演じる津曲雅彦の息子・修次郎を演じた。胡散臭い津曲とは対照的に物静かな性格の修次郎は、小学校の頃にあったいじめが原因で常にマスクを着用している。荒木は目と声色でしか感情を伝えられない状況で、修次郎の繊細な感情を見事に表現していた。本作での荒木の登場シーンはわずかであったが、息子の純粋な思いが津曲の行動を変え、津曲と修次郎の親子関係は視聴者に強い印象を与えている。

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アクター分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる