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『パーフェクトワールド』は新たな展開に 松坂桃李×山本美月が目指す「心のバリアフリー」とは?

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 「障がい持ってる方が壁を作ったら、相手は入ってこようにも入ってこれない。それを取
っ払うのが、心のバリアフリーってやつじゃないの?」。元久(松重豊)からの願いを受け
て、悩みに悩んだ末につぐみ(山本美月)に別れを告げたものの、その後悔を抱えている樹(松坂桃李)。そんな彼に対して晴人(松村北斗)が語る「心のバリアフリー」というキーワード。これはこの『パーフェクトワールド』(カンテレ・フジテレビ系)というドラマの後半を支える最も大きなテーマとなるのではないだろうか。

 28日に放送された第6話から、物語の第2章と呼べる新たな展開が幕を開けた。東京を後にし、松本に帰ったつぐみ。そんなつぐみを支えようと、樹への想いを拭い去れていないことをわかりながらプロポーズする是枝(瀬戸康史)。樹への長年積み重ねてきた想いをとうとう告白する長沢(中村ゆり)。偶然の出会いを果たし、運命的なものを感じながらもしおり(岡崎紗絵)に「好きな人がいるから」とあっさり振られてしまう晴人。登場人物それぞれの物語が、これまでより一歩先に進む中で、樹だけは元の位置に滞ってしまっているように思える。

 これまでの、第1章と括ることができる部分では高校時代の片想い相手である樹と再会したつぐみが、樹が障がいを背負って生活している状況を受け入れながら、いかにして彼を支えることができるのか模索していく様が描かれてきた。その模索の最中で、つぐみの父・元久の想いを聞かされ、自ら身を引く決意をした樹。言うなれば、第1章は「健常者が障がい者を受け入れ理解すること」を描くという健常者側の目線を軸としてきたのに対し、今回からの第2章では「健常者とどう向き合い、自分の心をどのようにして開いていくか」という、障がいを持つ側の内面的な部分へとフォーカスしていくものへと変化していくのではないだろうか。

 そうした中で、原作でも物語の極めて重要な部分を担っていた高木夫妻が登場する。インテリアデザイナーとして働き始めたつぐみは、美姫(水沢エレナ)の紹介で高木圭吾(山中崇史)と知り合う。彼の妻・楓は進行性の病を抱え、まもなく車椅子生活になるというのだ。そこで圭吾は、2人の家を建てたいという楓の夢を叶えるため、貯金をすべてつぎ込んで家を建てることを決意する。しかし楓は、何年生きられるかわからない自分のために圭吾が犠牲になっているのではないかと考え、彼の決意にためらいを感じるようになるのだ。

      

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