乃木坂46 山下美月、『電影少女 2019』は“小悪魔キャラ”でハマり役に 西野七瀬とは対極の存在?
乃木坂46の山下美月が、4月11日より放送を開始するドラマ『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』(テレビ東京系)で初の主演を務める。
今作は桂正和のマンガ原作『電影少女』を原作としたドラマシリーズの第2弾で、昨年放送の『電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-」の続編にあたる。前作で乃木坂46を卒業した西野七瀬が演じた天野アイと山下が演じる神尾マイとは「ビデオガール」という共通点があるものの、陰(神尾マイ)と陽(天野アイ)の関係性にある対極の存在だ。
「おまえのいいとこ、ひとつめーっけ!」のセリフが印象的なアイは健気でハツラツとした少女であったが、マイは男性を誘惑する“悪女”。『電影少女』と並ぶ桂正和の代表作『I”s』にもヒロイン・葦月伊織に対して磯崎泉が恋のライバルとしていたように、ラブコメにおいて過激なキャラクターは必須のピースだ。『電影少女』の実写化第2弾としてマイを主人公に起用すること、そのヒロインを西野の後輩であり乃木坂46のエースを担う山下が担当することは、言わば必然であり定石とも言える。
今回マイを演じる山下はグループ内でも自他ともに認める“小悪魔キャラ”でまさにハマり役。冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)では、企画「乃木坂恋愛模擬テスト」でその恋愛マスターっぷりにMCのバナナマンをも驚愕させ、バレンタイン企画では先輩メンバーを弄ぶあざとさで白石麻衣を“黒石さん”へと変貌させたこともある。マイへの起用は山下のイメージが浸透した賜物でもあるが、その助走として映画初出演となった『日日是好日』、ドラマ『神酒クリニックで乾杯を』(BSテレ東)、『ザンビ』(日本テレビ系)への出演があった。樹木希林から直接指導を受けた『日日是好日』は言うまでもなく山下の演技に覚悟を持たせた作品。初ヒロイン役に抜擢された『神酒クリニックで乾杯を』で演じた看護師・一ノ瀬真美は「おっとり清純派でマイペース」という役柄だが、主演の松本まりかとは違った妖艶さを放っていた。乃木坂46のメンバーが出演した『ザンビ』では、いじめグループのリーダーを演じ強烈なヒール役を好演。すでに悪女役への準備はバッチリというわけだ。