腕に真紅で“殺す”の文字が 中田秀夫監督作『殺人鬼を飼う女』予告編&場面写真公開
4月12日公開の映画『殺人鬼を飼う女』より、予告編と場面写真が公開された。
本作は、あえてタブーとされる題材をテーマに、クリエイターたちの感性と才能を爆発させるプロジェクト、「ハイテンション・ムービー・プロジェクト」の第1弾作品。大石圭の同名小説を、『リング』『スマホを落としただけなのに』の中田秀夫監督によって映画化し、上質なサスペンス要素とエロティックで大胆な描写の中で繊細な純愛を描く。
主演は、『ホワイトリリー』で主演を務めた飛鳥凛。今作で中田監督と再タッグを組み、幼少期に義理の父から受けた悍ましい毎日が原因で解離性同一性障害を患っているキョウコを演じる。別人格を作ることで自身を守ってきたキョウコの中には、大島正華演じるキョウコを愛するレズビアンの直美、松山愛里演じる自由奔放でビッチなゆかり、中谷仁美演じる虐待された小学生のままのハルが。1人の女性が持つ4つの人格を、4人の女優陣がミステリアスかつ官能的に演じ分けている。そして、隣人でキョウコの憧れの小説家・田島冬樹を水橋研二、キョウコの人格形成に大きな影響を与えた母親役を根岸季衣が演じる。
今回公開された予告編は、「時々感じるの、自分の中に化け物が住んでるんじゃないかって……」と、飛鳥演じる主人公・キョウコがつぶやく場面から始まり、キョウコが密かに恋心を抱く隣人で小説家・田島冬樹(水橋研二)と徐々に距離を縮めていく姿が描かれる。一方、キョウコの母・友香里(根岸季衣)の口からキョウコが昔父親を殺したことが明かされ、大島、松山、中谷が演じる3つの人格とキョウコが語り合う場面や、キョウコの真っ白のシャツが鮮血に染まっていたり、腕に“殺す”と真紅で刻まれていたり、次々と不可解な出来事が起きる様子も切り取られている。
■公開情報
『殺人鬼を飼う女』
4月12日(金)テアトル新宿、池袋シネマ・ロサほか全国ロードショー
出演:飛鳥凛、大島正華、松山愛里、中谷仁美、水橋研二、浜田信也、吉岡睦雄、根岸季衣
監督:中田秀夫
原作:大石圭『殺人鬼を飼う女』(角川ホラー文庫)
脚本:吉田香織
音楽:坂本秀一
製作:KADOKAWA、ハピネット
配給:KADOKAWA
(c)2019「殺人鬼を飼う女」製作委員会