【ネタバレあり】新田真剣佑、コナンぶりの名推理披露 『十二人の死にたい子どもたち』を牽引する存在感

新田真剣佑、コナンぶりの名推理

 新進気鋭の若手俳優が一挙に集い、注目を集める映画『十二人の死にたい子どもたち』。廃病院に集まった十二人の少年少女の目的は、集団安楽死。“安楽死”という引きの強いストーリーと、廃病院というアイコニックなワンシチュエーションという設定だけでも奇抜だが、そこに集まるキャラクターたちも実にユニークな映画であった。

 本作で特に個性を光らせたのは、闘病中で謎解きが好きなシンジロウを演じた新田真剣佑だ。新田は高校を卒業するまでハリウッドで暮らすという異色の経歴を持つ22歳。過去の出演作には『ちはやふる』三部作、『パシフィック・リム:アップライジング』など青春映画から海外映画まで幅広い作品が挙げられる。堂々とした芝居が光るまさに新進気鋭の役者だ。そんな新田の演じたシンジロウは本作では物語の進行に欠かせない重要な役を担っている。

 この作品の中でメインとなる集団安楽死にはルールがある。それは12人全員が実行に同意することだ。誰か一人でも反対した場合は話し合い、全員が実行に同意するまでその行程を繰り返す。シンジロウは、その中で浮かび上がる不信感や謎について解き明かす役を演じた。

※次ページ目以降、一部ストーリーに関するネタバレあり

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