坂口健太郎、リーガルドラマ界のニューヒーローに 『イノセンス 冤罪弁護士』で見せる“2つの顔”

坂口健太郎、リーガルドラマ界のニューヒーローに 『イノセンス 冤罪弁護士』で見せる“2つの顔”

 坂口健太郎主演ドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』(日本テレビ系)が今夜からスタート。坂口演じる若手弁護士を中心に、執念と意外な実証実験で冤罪事件の真相を解き明かしていく本作。試写会にて、一足先に第1話を鑑賞した筆者が、その見どころを紹介したい。

つかみどころのない主人公・黒川拓の魅力


 保駿堂法律事務所の若手弁護士・黒川拓(坂口)は、日本の司法制度ではほぼ100%難しいとされる逆転無罪を3年で5件も勝ち取った凄腕。ところがふだんの彼は、机の上は資料だらけの整理整頓下手。さらに、事務所の物置に住んでいるという変わり者だ。学生のようなラフな服装に、大きなリュックを背負う姿は、たしかに今までの弁護士イメージを大きく覆すキャラクター。そんな拓が起こす予想できない行動には、否が応でも惹きつけられる。

 先入観や思い込みを基にした捜査に抗い、その矛盾を突く拓。法廷では着慣れないスーツに身を包み、調査時の拓とは違った顔つきで、冤罪事件の真実に迫る。先日行われた会見の際、坂口は「 “ふだんの拓”と“法廷シーンの拓”という2つの色があるので、そこは頭を使ってやっている感じです」と拓を演じる上での難しさについて語っており、そんな拓のギャップは、見どころのひとつとなりそう。

 執念やひらめき、さらにメディアを使った調査や科学実験などを駆使して冤罪を晴らす黒川拓が与えてくれるのは、これまでにない驚きと爽快感。リーガルドラマ界に、ニューヒーロー誕生の予感だ。

初回から法律事務所のチームワーク全開


 一筋縄ではいかない主人公を描く弁護士モノや刑事モノといえば、チームの中で浮いていた主人公が、事件解決を重ねるごとに徐々に受け入れられ、いつしか輪の中心となっていく……というパターンも多い。だが、『イノセンス 冤罪弁護士』はちょっと違う。

 拓が所属する保駿堂法律事務所には、ベテラン弁護士の湯布院和人(志賀廣太郎)やパラリーガルの城崎穂香(趣里)、石和徳則(赤楚衛二)らがおり、第1話からそのチームワークはバッチリ。また実験の協力者となる科学者は、藤木直人扮する秋保恭一郎。警察の捜査が科学的実証を軽視していることへの危機感から拓に協力しているといい、その実験結果が逆転無罪へのキーポイントとなる(しかも、どことなく影のある秋保は妙に色っぽく魅力的)。

 ほかに、拓や湯布院を苦々しく思う所長の別府長治(杉本哲太)や登別次郎(正名僕蔵)といった個性溢れる面々も登場。そして、彼らと拓の間で板挟みとなるのが、川口春奈演じる和倉楓だ。楓は正義感が強く、天真爛漫な新米弁護士。不本意に拓の弁護を手伝うこととなり、常識を覆す調査や実証実験に、身も心も振り回される姿がおもしろい。すべてが対照的な拓と楓だが、これから変化していくであろう2人の関係性にも注目したい。

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