坂口健太郎、千葉雄大、柳俊太郎……さらなる活躍が期待されるモデル出身の若手俳優5人

 現在、映画やドラマで活躍している人気俳優の中には、ファッションモデル出身者が少なくない。今季のドラマで言うと、『下町ロケット』の阿部寛、『相棒season14』の反町隆史が挙げられるほか、有名どころでは竹野内豊や大沢たかおも過去にファッションモデルとして活動していた。彼らの恵まれたルックスによる存在感は、多くの作品にとって大きな魅力のひとつとなっていることは、もはや疑うべきもないだろう。モデル出身者が演者としてキャリアを積めば、主役級の俳優として活躍することが可能なのだ。そこで今回は、今後の映画・ドラマシーンを牽引する存在になりうる、モデル出身の若手俳優を紹介していきたい。

塩顔男子の先駆け 坂口健太郎

 現在、TBSテレビ『コウノドリ』に新生児科の医師役として出演中の坂口健太郎は、ファッション誌『MEN’SNON-NO』のモデルとして活動しながら、2014年に映画『シャンティデイズ365日、幸せな呼吸』で俳優デビュー。『娚の一生』、『海街diary』、『俺物語!!』など、2015年だけで映画6本と民放の連続ドラマに出演しており、若手の中でも異例の早さでキャリアを積んでいる。「塩顔男子」の代表格として注目を集めたのちは、その穏やかで落ち着いたイメージを活かした役柄を次々とものにして、多くの視聴者を魅了してきた。2016年1月には、竹内結子と橋本愛が共演する、中村義洋監督のホラー映画『残穢-住んではいけない部屋-』への出演が決定。本作では、いままでのソフトな好青年というイメージとは違う、新たな一面が見られるかもしれない。

とにかく可愛らしい 千葉雄大

 サロンの人気スタッフや魅力的な読者モデルを輩出してきた雑誌『CHOKICHOKI』に、彗星のごとく登場し、瞬く間に雑誌を代表するモデルとなった千葉雄大。2010年に『天装戦隊ゴセイジャー』のゴセイレッド役でデビュー後、映画やドラマへの出演数を増やしながら、バラエティ番組『バイキング』にレギュラー出演するなど、多方面でキャリアを積んでいる。今季ドラマでは、40代女性の恋愛事情やライフスタイルにスポットをあてたフジテレビ『オトナ女子』に出演。いままでの配役よりは年齢が高い、沢田健太という28歳の中学教師役に抜擢されたものの、生徒の母親と恋に落ちるという設定は、多くの女性の母性本能をくすぐって止まないだろう。その可愛らしさからクリーミー系とも呼ばれる千葉雄大にとって、本領発揮といったところではないだろうか。

ネクスト個性派俳優 柳俊太郎

 切れ長の目やホリの深い顔立ち、一度見ると記憶に残るミステリアスなビジュアルを持つ柳俊太郎。前述した坂口健太郎と同じく『MEN'SNON-NO』出身だが、俳優デビューは2012年と坂口よりも早い。まだ代表作と言われるような作品への出演はないが、彼独自の雰囲気にあったキャラクターに巡りあえば、個性的な俳優として若手の中から頭ひとつ抜け出すポテンシャルを備えているように思う。日本テレビ『いつかティファニーで朝食を』に出演中。

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