『リーガルV』“ポチ”林遣都が見せた大きな成長 今後は米倉涼子、向井理との三角関係に?
そんな過去があり、今回は小鳥遊にとっても人一倍に熱が入る裁判というわけだ。証拠を掴めず「悔しい」と諦めかける青島に、小鳥遊は被害者家族の気持ちを思い、「簡単に悔しいとか言わないでよ。これはあんたの裁判でしょ。あんたの戦いなの。あんたは勝たなきゃいけないの!」と鼓舞する。
裁判の結果は青島側の勝訴となるが、その決め手となったのは青島が読み上げた母親からの手紙だ。その手紙が結果として被害者の情に訴えかけ真実を吐かせるのだが、法廷から出たあとの青島と小鳥遊とのやりとりから、どうやらその手紙は、青島が被告人の母親になりすまして書いたものであることが読み取れる。“ポチ”として小鳥遊の後ろをついていたばかりの青島が、堂々とした態度で法廷に立つ姿は1話の彼とは違ったたくましさを感じさせる。青島を成長させたのは、小鳥遊だ。
青島の成長が見られた一方で、第5話は小鳥遊と青島の恋愛関係を匂わす場面が多くあった。第1話でも登場していた崖っぷちにあるラブホテルに2人で入ることで青島の童貞が発覚し、あごクイをされながら「経験ないんでしょ?」とあしらわれるシーン。決め手は、青島が小鳥遊から耳元で「今夜、私の部屋に来て」と誘われる場面だ。小鳥遊による大人の一言一言に動揺しまくりの“童貞くん”こと青島。結局、小鳥遊が自らの部屋に誘ったのは、“絶対に負けられない戦い”という案件があったからなのだが、小鳥遊が青島の成長を認めているのは「今の、ちょっとかっこよかったよ」という一言と彼女の表情からも明らかだ。
『週刊ザテレビジョン47号』(株式会社KADOKAWA刊)のインタビューにおいて、今回の恋愛要素を含んだ急展開に、演じる米倉涼子、林遣都は驚きつつも、小鳥遊の元彼であり未だ謎に包まれた海崎勇人(向井理)との関係性にも触れられている。これまでの回ではまだ海崎が小鳥遊に未練を持っている描写もあり、青島を入れた三角関係に発展していく可能性もある。第6話の予告では、ついに小鳥遊が「Felix & Temma法律事務所」に乗り込むシーンがあり、海崎が小鳥遊にどのような立ち振る舞いを見せるかも、今後の恋愛要素として注目すべきポイントかもしれない。
■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter
■放送情報
木曜ドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』
テレビ朝日系にて、毎週木曜21:00~21:54放送
出演:米倉涼子、向井理、林遣都、荒川良々、内藤理沙、安達祐実、三浦翔平、勝村政信、小日向文世、高橋秀樹、菜々緒
脚本:橋本裕志
音楽:菅野祐悟
企画協力:古賀誠一(オスカープロモーション)
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:大江達樹(テレビ朝日)、峰島あゆみ(テレビ朝日)、霜田一寿(ザ・ワークス)、池田禎子(ザ・ワークス)、大垣一穂(ザ・ワークス)
演出:田村直己(テレビ朝日)、松田秀知
制作協力:ザ・ワークス
制作著作:テレビ朝日
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