林遣都、『リーガルV』米倉涼子と名コンビ? 『おっさんずラブ』にも通じる“目の離せない”魅力

林遣都、『リーガルV』米倉涼子とは名コンビ?

 米倉涼子主演ドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)が、初回視聴率15.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好スタートを切った。先日放送された『ドクターXスぺシャル~復刻版~』(テレビ朝日系)が16.7%と近しい視聴率であり、『ドクターX』の枠を担う米倉主演ドラマとして、引き続き固定ファンを離さずものにしていることが数字から伺える。

 第1話では、小鳥遊翔子(米倉涼子)を管理人とした弁護士事務所「京極法律事務所」の設立と初の事件の弁護を担当。自由奔放で弁護士資格を剥奪されている“元弁護士”の小鳥遊が、その立場でどのように事件を解決していくかが、鮮やかに描かれた。『リーガルV』は1話完結型のストーリーで、第2話の永島美鈴(斉藤由貴)がそうであるように、ゲストが弁護の依頼をするというのが一つのパターンとしてガッチリハマっている。その物語を彩るのが個性豊かな京極法律事務所の面々。中でも、すでにポジションを確立させているのが、新人弁護士の青島圭太(林遣都)だ。

 小鳥遊から“ポチ”呼ばわりされている青島は、その名のとおり、まるで主人に従順なペットのよう。新設したばかりの京極法律事務所は、運営資金のために多額の成功報酬を獲得する必要がある。第1話の痴漢冤罪事件、第2話のパワハラ裁判においても、一見勝ち目ゼロの案件ではあるが、小鳥遊の見事なまでの現場力で、裏に見え隠れする問題までをも解決し、訴訟と示談の2件分の報酬を獲得する。しかし、法廷に立つのはいつも青島で、ここぞという時に相手側に決定打を与えられない、いまだ頼りない弁護人である。第2話では、2度も証人を法廷に呼ぶことができずに、小鳥遊から“クズ”に格下げを食らう。有益な情報を掴んできた青島は、“クズから“ポチ”へと戻ることができたが……(第2話のテーマがパワハラなだけに)冷静に、青島はそれでいいのかという感情も抱いてしまう。

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