中村倫也が明かす、“ブレイク俳優”としての心境 「世の中の流れが速くて自分が追い付いていない」

中村倫也、“ブレイク俳優”としての心境

「出会いに支えられている」

中村倫也

ーー一番達成感を感じる瞬間はいつですか?

中村:ないです。本当は、良い芝居できたぜ、今日はちょっとお酒飲んじゃおうかな、みたいな気持ちになりたいんですけど、できなくて。自惚れたりしたいなってたまに思います。一秒後には過去になっていく感覚で、常に反省点や次の課題が出てくるし、なので人生飽きずに生きてこれていますけど、その分充足感みたいなのは全然ない。カットがかかった瞬間にもう反省してます。誰かが「OK」と言ってくれないとOKにならない性格なんだと思っています。

ーー中村さんが役者を続けてこれた理由はなんだと思いますか。

中村:好きなことですし、やりたいと思って始めた役者なので、ちゃんとやり抜きたいという思いと、その都度、課題や新たにやりたいことが出てくるので、単純な向上心や好奇心がゆえに続けられているのかなと。あとは、これまでを振り返ると良い出会いがいっぱいあったので、その出会いに支えられている部分もあります。

ーー中村さんは、目標を立てる時に、どういうふうに設定していますか? 小さい目標から立てていくのか、大きな目標があってそこに向かっていくのか。

中村:両方同時にいくつもありますよ。

ーー今だと具体的に目標にしていることはなんでしょう?

中村:教えない。

ーー教えない……。

中村:人に教えないようにしているんです。自分の目標は、具体的な何かというより、いつか「中村倫也ってこういう役者だよね」という声が聞こえた時に叶ったと感じるというか。目標を口にしてしまうと、それを意識して褒めてくれる人もいるだろうから、何もない真っさらな状態で、何か言われた時に「お、しめしめ」となりたいですね。

中村倫也

(取材・文・写真=大和田茉椰)

■放送情報
『ドロ刑 -警視庁捜査三課‐』
日本テレビ系にて毎週土曜22:00~y22:54放送
出演:中島健人(Sexy Zone)、遠藤憲一、石橋杏奈、中村倫也、江口のりこ、野間口徹、田中道子、生島翔、丸山智己、板尾創路、稲森いずみ
原作:『ドロ刑』福田秀(集英社「週刊ヤングジャンプ」 連載)
脚本:林宏司
音楽:木村秀彬
主題歌:Sexy Zone 「カラクリだらけのテンダネス」(ポニーキャニオン)
演出:大谷太郎、中島悟(AXON)、高橋朋広
制作協力:The icon
製作著作:日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/dorokei/
番組公式Twitter アカウント : @dorokei_ntv

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<リアルサウンド映画部 公式Twitter>
https://twitter.com/realsound_m

<応募締切>
2018年12月2日(日)

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