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瀬戸康史、中尾明慶、毎熊克哉……『まんぷく』長谷川博己を支える“塩軍団”俳優に注目

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 『まんぷく』(NHK総合)で、萬平(長谷川博己)の発想により始まった塩作り。そのきっかけは、福子(安藤サクラ)たちが食べたラーメンが薄味だったこと。戦後ということもあり、塩が不足していたのだ。萬平は家の近くの広い海と大量の鉄板を思い出し、塩作りを思いつく。

 もちろんこれには、神部茂(瀬戸康史)をはじめとする多くの人手が必要だ。萬平とともに奮闘する、熱き“塩軍団”の男たちに注目である。

竹ノ原


 萬平の支えとなる存在といえば、やはり一番は福子だが、彼女と出会う以前からの付き合いであった竹ノ原大作(宮田佳典)の存在を忘れてはならない。彼はかつての萬平の会社「たちばな工房」時代からの従業員にして萬平の右腕的な存在。いつも萬平を見守り、慕ってやまない姿勢は、その眼差しの力強さからもうかがえた。この宮田という俳優を、『まんぷく』を観て知ったという方も多いだろう。彼は劇団「柿喰う客」にも所属する俳優で、映像作品にも数多く出演しているが、商業作品でここまで目立った存在感を放ったのは本作が初めてのようである。竹ノ原の誠実な姿と、その言葉の一つひとつを丁寧に伝えようとする宮田の誠実さは重なり合い、まさに好演であった。戦争の激化から登場がないが、塩軍団にいないことが実に惜しまれる存在である。

神部


 空いてしまっていた、萬平のこの右腕的ポジション。神部はここに当てはまる存在として申し分ないだろう。萬平への信頼ぶりは、竹ノ原にも負けないものがある。それもそのはず、そもそもの出会いは、彼が福子の姉である克子(松下奈緒)宅に盗みに入った時という最悪なものであるが、時節柄これを萬平は許し、自身のそばに置いているのだ。そんな神部というキャラクターを、瀬戸は愛嬌たっぷりに演じている。少年のような顔立ちと、数多くの舞台作品で培ってきた柔軟な表現力がここでも活きているようだ。かねてより器用な印象であった彼だが、今年は『海月姫』(フジテレビ系)、『透明なゆりかご』(NHK)、映画『寝ても覚めても』での硬軟自在な演技で、主人公を支えるポジションを全うしている。どんな時でも萬平を立てる、“塩軍団”のリーダー的存在である神部の今後に注目だ。

      

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