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まさかのどんでん返し! 中島健人『ドロ刑』は異色と王道を取り入れた面白いドラマになる予感

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 中島と遠藤の33歳差を感じさせない絶妙なコンビネーションもさることながら、本作の興味深いところは物語のキーとなる犯人役の心理を描き出し、それを見破って巧みに漬け込むという取り調べのテクニックではないだろうか。成功させるために努力を惜しまず、高いプライドを持って犯罪を犯すプロの窃盗犯を落とすために、そのプライドをズタズタに打ち砕く一芝居を打つ。斑目の飄々とした頼りなさげな雰囲気も相まって、“キツツキのマサ”へのどんでん返しと視聴者へのどんでん返しを同時に遂行。導入のエピソードとなる第1話としては、なかなかの見応えだった。

 それにしても、この斑目勉というキャラクターの描き方はこのドラマの要になりそうだ。いかにも現代的な若者像でありながら、バーでにおいからすんなりと煙鴉であることを見抜く記憶力と嗅覚の鋭さ。さらに仕事へのやる気がない割には取り調べなどの手続きに関してもしっかりと把握しており、煙鴉に協力をあおいで行う作戦の段取りさえも一夜漬けで頭に叩き込むことができる柔軟さ。どこまでもしたたかでありながら、途方もない天才肌である予感が漂う。

 そして第1話の終盤に、斑目は三課のオールスター刑事を集めた新しい“13係”への配属が決まる。建物内の僻地に無理やり作られた部屋に集まった、超個性的な顔ぶれ。このドラマは斑目と煙鴉のバディドラマであると同時にこの“13係”のチーム劇にもなるということか。第三係という異色の題材を扱う代わりに、刑事ドラマの王道である“バディ”と“チーム”の両方を取り入れるというのは、とても面白いドラマになりそうだ。

■久保田和馬
映画ライター。1989年生まれ。現在、監督業準備中。好きな映画監督は、アラン・レネ、アンドレ・カイヤット、ジャン=ガブリエル・アルビコッコ、ルイス・ブニュエル、ロベール・ブレッソンなど。Twitter

■放送情報
『ドロ刑 -警視庁捜査三課‐』
日本テレビ系にて毎週土曜22:00~22:54放送
出演:中島健人(Sexy Zone)、遠藤憲一、石橋杏奈、中村倫也、江口のりこ、野間口徹、田中道子、生島翔、丸山智己、板尾創路、稲森いずみ
原作:『ドロ刑』福田秀(集英社「週刊ヤングジャンプ」 連載)
脚本:林宏司
音楽:木村秀彬
主題歌:Sexy Zone 「カラクリだらけのテンダネス」(ポニーキャニオン)
演出:大谷太郎、中島悟(AXON)、高橋朋広
制作協力:The icon
製作著作:日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/dorokei/
番組公式Twitter アカウント : @dorokei_ntv

      

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