『ドロ刑』でさらなる飛躍? Sexy Zone 中島健人、俳優としての成長が止まらない!

中島健人、俳優としての成長が止まらない

 “アイドル”という冠がついて離れずにいたこれまでとは打って変わり、1人の俳優として明確に脱皮を遂げた中島は、今回の『ドロ刑』、そして年末に公開される1年ぶりの主演映画『ニセコイ』と相次いで“三枚目キャラ”に転じ、パブリックイメージと正反対の路線で、演技のバリエーションをさらに増強させていくというわけだ。しかも『ニセコイ』は、『劇場版 BAD BOYS J -最後に守るもの-』でのスクリーンデビューから6作連続となる主演映画。グループ主演なしで個人の主演映画が続くというのはなかなか珍しく、まさにスター街道まっしぐらといっても過言ではない。

 そしてもちろん、中島が所属するSexy Zoneも今年の日本テレビ系列の『24時間テレビ 愛は地球を救う』でメインパーソナリティを務めるなど飛躍の年を迎えていることも忘れてはならない。昨年の秋からここ1年ほどの彼らの活動を振り返ってみると、菊池風磨は『吾輩の部屋である』(日本テレビ)で連ドラ初主演を飾り、佐藤勝利はプライムタイムの連続ドラマに2期連続で出演。さらに松島聡は昨年秋の『世にも奇妙な物語'17 秋の特別編』(フジテレビ系)でドラマ初出演を果たし、マリウス葉にいたっては世界的人気を誇る海外ドラマ『フラーハウス』のシーズン3第1話に出演(マリウス以外に台詞はないが、ライブシーンではSexy Zone全員が登場している)と、グループ全体が俳優としての底上げを図る最中だといえるだろう。

 ちょうど10年前の土曜ドラマ枠『スクラップ・ティーチャー 教師再生』で連ドラデビューを飾り、グループ内の誰よりも先に俳優として頭角を現してきた中島。そんな彼が、ゴールデン・プライム帯連ドラ初主演という大役をこのタイミングで射止めたということは、中島自身にとっても、Sexy Zoneにとっても今以上の飛躍を迎えるチャンスになるのではないだろうか。

■久保田和馬
映画ライター。1989年生まれ。現在、監督業準備中。好きな映画監督は、アラン・レネ、アンドレ・カイヤット、ジャン=ガブリエル・アルビコッコ、ルイス・ブニュエル、ロベール・ブレッソンなど。Twitter

■放送情報
『ドロ刑 -警視庁捜査三課‐』
日本テレビ系にて、10月13日(土)スタート 毎週土曜22:00~22:54
(初回は15分拡大のため、~23:09)
出演:中島健人(Sexy Zone)、遠藤憲一、石橋杏奈、中村倫也、江口のりこ、野間口徹、田中道子、生島翔、丸山智己、板尾創路、稲森いずみ
原作:『ドロ刑』福田秀(集英社「週刊ヤングジャンプ」 連載)
脚本:林宏司
音楽:木村秀彬
主題歌:Sexy Zone 「カラクリだらけのテンダネス」(ポニーキャニオン)
演出:大谷太郎、中島悟(AXON)、高橋朋広
制作協力:The icon
製作著作:日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/dorokei/
番組公式Twitter アカウント : @dorokei_ntv

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