物語における重要な存在に 『グッド・ドクター』や『義母と娘のブルース』に見る子役たちの活躍

物語における重要な存在に 『グッド・ドクター』や『義母と娘のブルース』に見る子役たちの活躍

 そして、多くの視聴者に惜しまれつつも、第1章で姿を消したのが『義母と娘のブルース』(TBS系)で宮本みゆきを演じた横溝菜帆。6度にわたるオーディションでみゆき役に選ばれた横溝は、ネット上で「子役のみゆきちゃんが見られなくなるのがちょっと寂しいです」と声が上がるほど、視聴者にその印象を残す存在となった。義母である亜希子(綾瀬はるか)を認められずにいた当初は、負けず嫌いな性格から亜希子を睨んだり怒ったり、その気持ちを表情で表現。そのようなみゆきの純粋な喜怒哀楽の表情により、父と義母と子の関係性の変化が丁寧に表現されていた。

『義母と娘のブルース』より横溝菜帆 (c)TBS

 また、最新話の放送でショッキングなシーンが映し出された日曜劇場『この世界の片隅に』(TBS系)で、尾野真千子が演じる径子の娘・晴美役を務めている稲垣来泉。尾野は、番組公式サイトに掲載されているインタビューで「演技に関しては大人たちが思っていることを一生懸命考えて、周りをよく見てやっています。すごく賢い子」と稲垣について明かしている。戦争下ながらも、すず(松本穂香)とともに、健気な雰囲気で、どこかほのぼのとした世界観を作っていた。

『この世界の片隅に』より稲垣来泉 (c)TBS

 子役の登場の仕方のほとんどは、メインとなる主人公たちの幼少期シーンだと言えるだろう。だが、今期のドラマでは、幼少期が長く描かれていたり、登場人物として出演し続けていたりと、子役それぞれの存在が視聴者に強くインパクトを残している。物語の中では、どの子役が演じるキャラクターも、大事な登場人物の1人として存在しているのだ。幼い頃から実力ある役者に囲まれ、彼らから影響を受けて経験を積んでいくことで、今後、大物役者に化けていく子役たちもいるのだろう。

(文=大和田茉椰)

■放送情報
『グッド・ドクター』
フジテレビ系にて、毎週木曜22:00放送
出演:山崎賢人、上野樹里、藤木直人、戸次重幸、中村ゆり、浜野謙太、板尾創路、柄本明ほか
原作:『グッド・ドクター』(c)KBS(脚本:パク・ジェボム)
脚本:徳永友一、大北はるか
プロデュース: 藤野良太、金城綾香
協力プロデュース:西坂瑞城
演出: 金井紘、相沢秀幸
制作:フジテレビ
(c)フジテレビ
公式サイト:http://www.fujitv.co.jp/gooddoctor/

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