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原田知世が振り返る、『半分、青い。』和子役へのアプローチ 「新しい扉を開けたような感覚」

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 『半分、青い。』(NHK総合)放送開始当初より登場し、律(佐藤健)の母親として、幼少期から鈴愛(永野芽郁)を見守る存在として、そして晴(松雪泰子)の親友として、作品に暖かさをもたらしてきた、原田知世演じる“和子さん”こと萩尾和子。律と鈴愛にとってかけがえのない存在である和子は、第124話で天国へと旅立った。

 リアルサウンド映画部では、和子さんを演じた原田知世にインタビュー。夫を演じた谷原章介、息子を演じた佐藤健と築いた“萩尾家”の関係性から、和子役への思いまでじっくりと語ってもらった。

和子さんは少女のままお母さんになったような人 

ーー脚本の北川悦吏子さんは、原田さんありきで和子さんというキャラクターを作ったと話していました。原田さんはどのように和子さんを捉えていますか?

原田知世(以下、原田):とても楽しみながら演じさせていただきました。北川さんに当て書きをしていただくのは3作目となりますが、今回も台本を読むのがとても楽しみでした。和子さんを演じることでまた新しいチャレンジをさせていただけた気がしています。和子さんの登場シーンでは出産直前にもかかわらず、病院でミステリー小説を読んでいました。その内容がすごく怖いお話なのに、とてもうれしそうに読んでいる。シーンとしてはわずかですが、あの描写だけで、和子さんがユニークな女性であることが想像できました。ほかの登場人物にも言えることですが、北川悦吏子さんは短い尺の中でもそれぞれの個性を生かしながら、生き生きと描いていらっしゃると思います。

ーー和子さんは年齢を重ねてもキュートな魅力はずっと変わりませんでした。金八先生をはじめとした和子さんの「モノマネ」を楽しみにしていた視聴者も多かったように思います。

原田:和子さんはピアノを弾いたり、お菓子を焼いたり、とても上品な人なんですけど 楽しいことが好きで、日頃からきっとテレビを観ながら独自にモノマネも研究していたんでしょうね。夫の弥一さん(谷原章介)と息子の律(佐藤健)に、「ねえ、ねえ」って披露している姿が思い浮かびました。それにしても、金八先生のモノマネはかなりハードルが高くて、台本を読んだときから1番悩みの種だったんです。でも、実際に演じてみたら楽しくできました(笑)。

ーー和子さんから見た律はどんな息子でしょうか?

原田:和子さんがふわふわしていて夢見がち、少女のままお母さんになったような人なので、律は幼少期から周りのことを優しく見つめることができる性格になったんじゃないか と思います。ご一緒していて、佐藤健さん自身も年齢よりも少し、精神的な部分が成熟している人のように感じました。相手の心を静かに見つめているような眼差しがとても印象的で、何も語らなくても繊細さや優しさがその瞳から伝わってきます。それが律であり佐藤健さん自身の魅力のように感じています。

ーー幼少期から鈴愛を見てきた和子さんにとっては、律は鈴愛と幸せになってほしいという思いもあったように思います。

原田:幼なじみの鈴愛ちゃんの成長も温かく見守ってきた和子さんですので、彼女のことを娘のように感じていたと思います。幼い頃から繊細でどこか不器用な息子・律に自信をくれたのが鈴愛ちゃんで、律も鈴愛ちゃんの気持ちを、もしかしたら本人以上に理解していた。性格は全く違いますが、2人は目に見えない強い絆で繋がってました。でも、お互い思いはありながらもタイミングがずれてしまったのでしょうね。そのことについて、和子さんが語ることはありませんでしたが、和子さんにとってやはり鈴愛ちゃんは特別な存在だったと思います。一方で、律を支えてくれているより子さん(石橋静河)を大事にする気持ちも和子さんの心にはあったと思います。

      

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