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吉沢亮、オールマイティな活動の奥に滲む“貪欲な意志” 連ドラ、映画、CMと大活躍の状況を読む

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 しばしば役者として引っ張りだこという表現を見聞きするが、それが大げさに感じる場合もある。しかしこのところの吉沢亮を前に、大げさと言える人はいないだろう。現在、「銀座カラー」「ANA」「アイプリモ」などのCM出演に、放送中のドラマが2本、今年公開の出演映画は待機作を含めて7本! まさに八面六臂、それこそクローンやアバターがいるに違いないと思わされる活躍を見せている。

 1994年生まれで今年24歳の吉沢は、2009年、所属事務所アミューズのオーディションをきっかけに芸能活動をスタートし、その後11年に役者デビュー。同年、抜擢された『仮面ライダーフォーゼ』の仮面ライダーメテオ、朔田流星役で一気に注目を集める。仮面ライダーフォーゼ、如月弦太朗で同作の主演を務めた福士蒼汰とともに高い人気を得て、翌年、「TOEI HERO NEXT」第2弾となる映画『ぼくが処刑される未来』で福士とともにW主演を果たした。

 以降、主演を務めたドラマ『ぶっせん』(TBS系)、『水球ヤンキース』(フジテレビ系)、主演映画『サマーソング』などにはじまり、快進撃を続けていく。当初からいまと変わらぬ美形で目を引く吉沢だが、一方で役者は時にどこかしら特長があったほうが印象に残りやすい。あまりにキレイでクールに映る顔は、逆にファンではない層には覚えてもらいづらいという事実もあるのだ。

 実際、数年前までの吉沢は、出演数に対して、その認知度が見合っていなかったといえるが、とどまることなく、着実に作品を積み上げ、多岐にわたるキャラクターを演じていった。『カノジョは嘘を愛しすぎてる』『アオハライド』『オオカミ少女と黒王子』『リバーズ・エッジ』『ママレード・ボーイ』など、少女コミックの映画化にも多く出演。引っ込み事案な高校生、いじめられっ子のゲイの青年、両親との関係に悩む青年など、いわゆる王子様的な役柄ではないのがおもしろい。

 テレビドラマから映画へと繋がっていった『トモダチゲーム』など、少年コミックものにも挑んできた。何より、彼の転機になったといえるのが『銀魂』への抜擢である。空知英秋原作の大ヒットコミックを、福田雄一監督が小栗旬主演で実写化した同作において、吉沢は真選組一番隊隊長の沖田総悟を演じた。漫画から抜け出たようなビジュアルで、公開前から話題の的となり、公開がスタートしてからも、カブトムシの着ぐるみを飄々と着こなしたり、たまに毒を吐く姿に、原作ファンからも支持を集めた。dTVで配信された『銀魂 -ミツバ篇-』も好評を博す。

 その後、さらに福田監督の『斉木楠雄のΨ難』で振り切った演技を見せた吉沢。『銀魂2 掟は破るためにこそある』にも沖田役で続投し、真選組の危機を描くストーリーでキーパーソンとして立つ。『銀魂』での大ヒットは、吉沢の一般への認知度をぐぐっと引き上げた。ここで広く受け入れられたことは、彼自身にも影響を与えているに違いない。もともとクールな雰囲気を持っていた吉沢だが、『銀魂』のヒットを経て、その落ち着きに実感が伴ってきた。美形に注目が集まることにも、役者としての評価が高くなったことで、自分の武器として素直に受け入れ、より生かしていくことができるはずだ。

      

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