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山田孝之は“目と口元”だけでキャラクターを表現する 『dele』圭司役で見せる新たな一面

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 7月27日より放送が始まった新ドラマ『dele(ディーリー)』(テレビ朝日系)。主人公・坂上圭司(山田孝之)はクライアントから依頼を受け、死後に残るデジタル記録“デジタル遺品”を抹消する仕事を請け負っている。第1話で、圭司は姉・坂上舞(麻生久美子)が連れてきた何でも屋の真柴祐太郎(菅田将暉)とバディを組むことに。依頼人のデータを内密に削除してきた圭司に対し、祐太郎は亡くなった人の隠された真相を知るためにデータを紐解くことを主張する。デジタル遺品に隠された謎が紐解かれ、クライアントの人生が浮き彫りになっていくのがこのドラマの醍醐味だ。

 今回注目するのは、圭司を演じる山田孝之である。「カメレオン俳優」と呼ばれる山田の魅力が存分に詰まった第1話だった。

 山田が演じてきたキャラクターは実に幅広い。映画『電車男』では、むさ苦しい印象があるが心優しいオタクの青年を演じた。一方『クローズZERO』では芹沢という強面のキャラクターを演じ、『闇金ウシジマくん』のダークなキャラクターも印象強い。テレビドラマでは『白夜行』(TBS系)でのシリアスな役柄と『勇者ヨシヒコと導かれし七人』(テレビ東京系)でのヘタレな役柄に激しいギャップを感じる。どんなキャラクターを演じさせても、山田孝之という人物を感じさせない自然な演技が魅力だ。過去作品を振り返ってみても、同じ人物が演じているようには思えない。キャラクターごとに色を変える、まさにカメレオンだ。

 そんな山田が今回演じる圭司は、公式サイトで「常に冷静沈着、偏屈でプライドが高いが、洞察力・観察力は優れている」と紹介されている。第1話、はじめて圭司が登場したシーン、圭司は部屋に入ってきた姉・舞や祐太郎の姿に一度も目を見やることなく仕事に向かい続ける。舞に話しかけられても、彼はパソコン画面に目を向けたままだ。目線を合わせることなく言い捨てる彼の物言いからは、自分のテリトリーに足を踏み入れられたことに対する苛立ちや不機嫌さが伝わってくる。圭司、舞、祐太郎が一堂に会するこのシーンは、決して長くない。しかしこの数秒のやりとりだけで、圭司のキャラクター像が容易に理解できたはずだ。

      

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