板野友美が語る、『イマジネーションゲーム』が描く女性の幸せ 「私は自分らしく生きていきたい」

板野友美が語る、『イマジネーションゲーム』が描く女性の幸せ 「私は自分らしく生きていきたい」

 久本雅美と板野友美がダブル主演を務める映画『イマジネーションゲーム』が7月28日に公開される。やり甲斐のある仕事に就き、キャリアも経済力も手に入れたが独り身の真紀子と、若くして家庭に入ったものの、自分の将来を見失っている葵。女性として正反対の道を歩んできた2人が、怪しげなアイテム探しゲームのサイト主催者「真夜中の女神」をきっかけに出会い、それぞれの人生を見つめ直していく模様を描いた新感覚ヒューマンサスペンスだ。

 今回リアルサウンド映画部では、葵役で主演を務めた板野友美にインタビューを行い、同じくダブル主演を務めた久本雅美と共演しての感想や、役作りなどについて話を聞いた。

「“女性の幸せとは何か”という大きなテーマがある」

ーー出演を聞いたときの感想は?

板野友美(以下、板野):大先輩の久本さんとダブル主演ということで、ご一緒できることがすごく楽しみでした。過去に何度か久本さんの番組に出させていただく機会もあって、すごく気さくな方というイメージがあったんです。作品自体は、タイトルが『イマジネーションゲーム』ということで、ゲームやコメディ要素が強かったり、ポップなイメージがあったりしたんですけど、実際に台本を読んだら、「女性の幸せとは何か」という大きなテーマがあって、私自身も考えさせられるような深い映画だなと思いました。

――板野さんにとっては2年ぶりの主演映画となりますね。

板野:そうですね。今回は久本さんという大先輩もいてくださったので、すごく心強かったです。「一緒に頑張ろうね!」と支えてくださって。葵という人物を良い方向で演じられるかという不安は強かったのですが、完成した作品を観て、良いものに仕上がったなと思えますし、私自身もこの作品がすごく好きになったので、たくさんの方に観ていただきたいなと。

――今回板野さんが演じた葵は専業主婦で、一見勝ち組だけど夫婦仲は歯車がかみ合っていないといった役柄です。演じる上でどのようなことを意識しましたか?

板野:私自身、まだ結婚したことがないので、すごく難しいなと思いました。葵は結婚が夢で結婚したわけではないと思うんです。本当は違うことをやりたかったかもしれないけど、選択肢がなかったから結婚するしかないと。自分の意志でしたくてしてるわけじゃないんだろうなと思ったんです。そもそも「幸せとはいい人と結婚することだよ」と親から押し付けられて育っている子なんです。だから結婚自体に幸せを見出していないし、夫にも家事は女がするものだと押し付けられているので、世間的には結婚が幸せとされているかもしれないけど、葵自身は幸せを全然感じていないという、そのギャップが演じる上ではすごく難しかったです。葵はストレスのはけ口として、夫への嫌がらせを復讐サイトに書き込むようになるんですけど、観ている方に葵がただ邪悪な女に映らないように、その見せ方も考えました。私自身が葵というキャラクターを愛して、その良いところを演じられるように意識しました。

――物語が進むにつれ、葵の新たな一面がどんどん見えていくようになりますが、監督とは、葵についてどのように擦り合わせを行ったんですか?

板野:私は最初、葵のことを、夫の前ではすごくいい顔をして、裏で復讐をしているような、もっと恐ろしくて二面性のある女性だと思っていたんです。でも監督が言うにはそうではなくて、葵はただ不器用で、いい妻を演じていたわけでもなく、本当にストレスが溜まった結果、復讐に走ってしまったと。私が思っていた葵像と、監督が持っていた葵像が結構違ったので、シーンごとに「ここってこういう感情ですよね?」とか「こういうとき私だったらこうするんですけど、葵だったらどうなんですかね?」と、葵の気持ちの流れを細かく確認したり、腑に落ちるまで話し合ったりして、演技指導もしていただきました。

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