『イマジネーションゲーム』インタビュー
板野友美が語る、『イマジネーションゲーム』が描く女性の幸せ 「私は自分らしく生きていきたい」
「もっとはっちゃけている天真爛漫な可愛い役とかもやってみたい」
ーー久本さんを含め、現場の雰囲気はいかがでしたか?
板野:久本さんは本当に裏表がない方なんです。テレビで見るまんまのものすごく気さくな方で、監督のボケに対してツッコんだりもしていました(笑)。久本さんが現場でも楽しませてくれるので、私もやりやすかったですし、とにかく楽しかったです。でも、カメラが回り始めたら、切り替えて葵と真紀子にならなければいけなかったので、そこは難しかったですね。
ーー作品の雰囲気とは違って、現場は和気あいあいとしていたんですね。久本さんの役柄も葵とうまくハマるような感じで、良いバディ感が出ていました。
板野:葵も真紀子も現実で足りないものをネットで埋めていて、そこは今のネット社会を映し出していると思うんです。真紀子は経済力もあって地位もあるキャリアウーマンだけど、旦那や彼氏がいなかったり、誰からも女性として見られていない部分をネット上で埋めている。葵もまた、誰にもわかってもらえない部分を、復讐というかたちでネット上で認めてもらっている。今は実際にそういう社会なのかもしれないですけど、それってすごく悲しい現実だなと思います。でも、その2人が出会うことによって、最終的にはネット上ではなく現実社会で自分たちが満たされる生き方を見つけるわけだから、本当にみんながそうなったらいいなと思いますね。
――真紀子と出会ってからの葵は表情が生き生きとしていましたね。板野さん自身は葵と共通点を感じたりしましたか?
板野:葵は親の言いなりになって人生を生きてきたけれど、最終的には自分で決断して、自分の道を選ぶんです。結局自分の人生だから、自分にとっての幸せや、自分がどうしたいのかを一番に考えて、不安もあるけど自分の価値観で生きていくというのは、私もすごく共感できるし、そうでありたいなと。自分の人生を生きているわけなので、自分に嘘をつかずに前を向いていきたいなと思います。
――それこそ板野さんは本作のテーマとして「女性の幸せとは何か」が描かれていると話していましたが、今の板野さんにとっての幸せとは?
板野:私の幸せですか? え~、なんだろう……(笑)。やっぱり自分らしく生きることですかね。私は自分という存在を誰かに認めてもらったり、わかってもらったりするのがすごく幸せだと思うので、家族や周りにいる友達はすごい大事だなと思います。本当の私を知ってる上で、好きでいてくれる関係みたいな。だから私は自分らしく生きていきたいし、自分らしさを愛してくれる人を探したいです。結婚願望は今はないですけど、いつか結婚はしたいですね。お芝居も今後またいろんな作品に挑戦していきたいです。『のぞきめ』や今回の葵ちゃんはちょっと影がある役柄だったので、もっとはっちゃけている天真爛漫な可愛い役とかもやってみたいですね(笑)。
(取材・文=安田周平/写真=宮川翔/ヘアメイク=平野琴恵(株式会社オサレカンパニー)/スタイリスト=Ayaka.)
■公開情報
『イマジネーションゲーム』
7月28日(土)より、シネ・リーブル池袋ほか全国順次ロードショー
出演:久本雅美、板野友美、田中幸太朗、仙石みなみ、鷲尾修斗、長州小力、ヨッピー、カリスマブラザーズ、水橋研二、東ちづる、小沢仁志、寺島進
企画・プロデュース
音楽:菅野祐悟
製作:岡本東郎 高橋是彦
主題歌:板野友美「イマジネーションゲーム」(キングレコード)
監督・脚本・編集:畑泰介
配給:プレシディオ
(c)「イマジネーションゲーム」製作委員会
公式サイト:http://imaginationgame.jp/
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