安田顕が見せた“子を持つ親”としての怒り 『正義のセ』が切り込んだ保育園問題

安田顕が見せた“子を持つ親”としての怒り 『正義のセ』が切り込んだ保育園問題

 検事・竹村凜々子(吉高由里子)と事務官・相原勉(安田顕)のコンビが事件に立ち向かう姿が痛快な『正義のセ』(日本テレビ系)。第7話の主人公となるのは相原。事件に対して父親としての顔を覗かせる、いつも以上に熱い彼の姿勢に注目が集まった。

 ある保育園でケガをした園児・小峰宏尚(佐藤令旺)の父親・雄一(近藤公園)が、園側の説明に納得がいかず被害届を提出。調査すると、その保育園は「保育士は2人以上いなくてはならない」と定められた認可保育園の設置基準に違反しており、保育士の数を水増し申請した上で、不正に補助金を受け取っていた。

 園内の保育士による勇気ある供述によって、事件は解決へと向かっていくが、園長・瀬川弥生(朝加真由美)は不正受給に対して、「全ては多くの子供たちを受け入れるため」「親御さんたちは私に感謝してくれている」と言い張る。その言葉に相原は「いいかげんにしてください!」と園長を一喝。

「両親がどんな気持ちで保育園に子供たちを預けているか。寂しい思いをさせてごめんねという後ろめたい思いと戦いながら、親は毎日を、1分、1秒を頑張っている。不正に気付いたとしても、保育園を追い出されたら、と思うと親は言い出せない」「切実な思いをあなたは考えたことがありますか?」「あなたは親御さんたちを傷つけた。そのことをしっかりと受け止めてください」

 瞳に涙をためながら、厳格に、それでいて内に秘めた怒りをあらわにする安田顕の演技は、1人の父親としてのもの。

 「すみませんでした。出すぎた真似をしてしまいました」と、検事をサポートする事務官としてはあるまじき行為であることを相原は謝罪していたが、同席している凜々子はその迫力ある風格に呆気に取られ、ホロリと涙を伝わせ何も言えなくなる。バディである凜々子も目の当たりにしたことがない、相原の厳しい姿だ。

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