☆Taku Takahashiが語る、『ウエストワールド』シーズン2への期待 「何かを発明できることこそが、人間の進化」
人間はAIに始末されちゃうかもしれない
ーーいわゆるシンギュラリティ、2045年問題(2045年にコンピューターの能力が人類を越えるという予測)についてはどう思います?
Taku:先日亡くなったホーキング博士はずっと警鐘を鳴らしてましたよね。AIは危険だって。
ーーでも、例えばトランプみたいな政治家が国を動かすくらいだったらAIの方がマシなんじゃないかっていう考え方もありますよね?
Taku:僕も基本的には悲観論者で、エントロピーの法則に従うなら、人間って最終的には地球を破壊することしかできない生き物で、それをいかに最小限に抑えていくかってことでしかないと思ってるんです。でも、それをAIがわかっちゃったら、人間はAIに始末されちゃうかもしれない。だから、AIはトランプよりもマシかもしれないけれど、マシであるがゆえに人間の存在は脅かされるんじゃないかって。自分が死ななくてすむのは、まだトランプの方なんじゃないかなって思いますね(笑)。
ーー(笑)。
Taku:それこそ、『マトリックス』でも「人間はウィルスだ」って言われちゃうじゃないですか。それでも僕は、その中で世界を少しでもいいものにしようとする人間の可能性に賭けたいんです。だから、『ウエストワールド』のシーズン2では、そういうところまで見せてくれることを期待してます。
ーーちなみに、Takuさんはもし『ウエストワールド』の世界、あのテーマパークに自分も行けるのなら、行ってみたいと思いますか?
Taku:うーん…………行ってみたいですね。誰かにオゴってもらわないと行けないけど(笑)。宇野さんは?
ーー「一泊四万ドル」って設定ですもんね(笑)。自分はディズニーランドのウエスタンランドにもあまりワクワクしないタイプなんで、やめておきます。
Taku:もともと僕も、ファンタジーものには全然興味がなかったのに『ゲーム・オブ・スローンズ』にハマったし、ウエスタンものに全然興味がなかったのに『ウエストワールド』にハマったんですよ。まぁ、『ウエストワールド』はウエスタンものであって、SFでもあるわけですけど。一泊四万ドルを自腹で払えるかは別として、行けるものなら行ってみたいですね。このあいだテレビで見ましたけど、寝台列車だって高いスイートだと120万円とかするじゃないですか。そう考えると、そんなに法外な価格じゃない気がしてくる(笑)。