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吉高由里子、初めての殺人事件に大奔走 『正義のセ』で描かれた“親の想いと子の本心”

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「前に進めない」。

 4月18日に放送された『正義のセ』(日本テレビ系)の第2話。物語は、2年目の駆け出し検事・竹村凜々子(吉高由里子)が、初めての殺人事件を任されることから始まる。その事件は、横浜市永田区みなみ台の住宅で妻が夫を花瓶で殴って殺害したというもの。被疑者は48歳の主婦・町田かれん(財前直見)、殺害されたのは会社役員の夫・義之(大澄賢也)。

 殺人事件は、被害者から話を聴くことができないため、被疑者の取り調べが最重要になってくる。故意かどうかで刑の重さがだいぶ変わってくるからだ。殺すつもりで殺した殺人罪の場合、死刑または無期もしくは5年以上の懲役となり、殺すつもりがなく殺してしまった傷害致死罪の場合、3年以上20年以下の懲役になる。加えて、たとえ殺意があって殺害したのが明らかであっても、被疑者の自白が取れなければ殺人罪での起訴は難しいという。

 被疑者の町田かれんは、当初「夫から手を上げられそうになったから、とっさに抵抗しただけで……」「結婚して25年……。うちはうまくいってたんです」と傷害致死罪を訴えていた。しかし、凜々子と事務官の相原勉(安田顕)が事件の調査を進めていくうちに、彼女が吐いていた嘘と真実が明らかになっていく。

 そのカギを握っていたのが、1年前に家を出て行ったきり、一切連絡を取っていないという町田かれんの19歳になる娘・まりあ(矢作穂香)である。幼い頃から父親が母親に暴力を振るう姿を目撃してきたまりあ。「何であんなお父さんと別れないの?」と訴えかけても、「お父さんだって、いつも怒ってるわけじゃないし」と変える気がなく、「うちの家族はうまくいってる」とごまかし続ける母親にも耐えられなくなり、家を飛び出したという。まりあは1年経った今でも、“前に進まない”母親だと思っていた。

 しかし、町田かれんは、そんな1人で頑張っている娘まりあの姿をSNSで見つけて、「自分も自分の人生をしっかり歩まなきゃ」と“前に進む”決意をしていた。専業主婦で働いた経験がない中、必死で就職先を探し、やっとスーパーの内定をもらったほど、この1年間で大きく前進していたのである。冒頭で凜々子と彼氏の中牟田優希(大野拓朗)が、パクチーについて話していたときの言葉「やっぱ1年も離れてると知らないこともあるもんだね」を思い出す。1年でパクチーが食べられるようになっていたように、人は少なからず変わっているのである。

      

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