山田杏奈が語る、『ミスミソウ』で感じた10代の切実さ 「根底には深い悲しみがある」

山田杏奈が語る、『ミスミソウ』で感じた10代の切実さ 「根底には深い悲しみがある」

「とにかく雪深いところだったから、本当に寒くて。私のシーンではないんですけれど、殺されて地面に転がって、その上に雪が積もっていくシーンもあって、演じていた役者さんはすごく辛かったはずです。1日に1回、コンビニに行くのだけが楽しみみたいな場所で、ああいう環境にずっといたら、精神的に参ってしまうのも無理はないかなと。でも、そんな過酷な環境で演技に向き合ったからこそ、特別な作品になったんじゃないかと思います」

 10代の若者による生々しい暴力の奥にある、切実な感情までも切り取った同作。改めて、10代で本作に出会えたことについて、山田は次のように振り返る。

「私たちは物心がついたときからスマホが身近にあって、それほど労力をかけずに色んな情報を手に入れることができた世代です。その分、私たちの世代は物事に対する執着心とかが希薄になっているように思います。仲のいい友達でも、実はLINEでしか繋がっていない、なんてことも珍しくありません。だから、春花たちがあそこまでめちゃくちゃになっていくのは、正直なところ、理解しがたいところもあります。でも、彼女たちの中にある脆い部分や、居場所が見つけられない悲しみみたいなものは、とてもよくわかります。いまの私たちとは異なる環境の物語だけれど、だからこそ彼女たちと私たちの間に共通する感覚が、ちゃんと映し出されているのではないかと思います」

 そんな山田はいま、女優としての将来を見据えつつある。目標とするのは、満島ひかりだ。

「満島さんの演じる人物は、それぞれに全く異なる個性がありながら、魅力に溢れています。満島さんが息を吹き込んでいるからこそ、魅力が倍増されているわけで、そこの女優さんとしての素晴らしさを感じます。セリフの言い方や立ち振る舞い、ひとつひとつが素敵で憧れてしまいますね。私はよく『目力がある』と仰っていただくことが多くて、それを自分の個性として活かしながら、満島さんのように存在感のある女優さんになっていきたいです」

(取材・文・写真=松田広宣/ヘアメイク=安海督曜/スタイリスト=杉浦優)

previous arrow
next arrow
previous arrownext arrow
Slider

■公開情報
『ミスミソウ』
新宿バルト9ほかにて公開中
出演:山田杏奈、清水尋也、大塚れな、中田⻘渚、紺野彩夏、櫻愛里紗、遠藤健慎、大友一生、遠藤真人
監督:内藤瑛亮
原作:押切蓮介『ミスミソウ 完全版』(双葉社刊)
脚本:唯野未歩子
制作プロダクション:レスパスフィルム
配給:ティ・ジョイ
2017年/日本/カラー/シネスコ/5.1ch/114分/R-15
(c)押切蓮介/双葉社 (c)2017「ミスミソウ」製作委員会
公式サイト:http://misumisou-movie.com

▼山田杏奈 チェキプレゼント▼

山田杏奈のサイン入りチェキを1名様にプレゼント。応募要項は以下のとおり。


【応募方法】
リアルサウンド映画部の公式Twitterをフォロー&該当ツイートをRTしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、リアルサウンド映画部の公式TwitterアカウントよりDMをお送りさせていただきます。

※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
※複数のお申し込みが発覚した場合、ご応募は無効とさせていただく場合がございます。

<リアルサウンド映画部 公式Twitter>
https://twitter.com/realsound_m

<応募締切>
4月13日(金)

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる