2018年のブレイク筆頭株、健太郎の”伸びしろ”を読む 『相棒16 元日スペシャル』への期待
『相棒16 元日スペシャル』(テレビ朝日系)にゲスト出演することが決まっている健太郎。その名前を聞いて、すぐに顔が浮かぶ人はまだ少ないかもしれないが、2017年は彼にとって躍進の年になったといえるだろう。
2014年に『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)で、問題を抱えた高校生を演じて俳優デビューを果たした健太郎。その後、広瀬すず主演の『学校のカイダン』(日本テレビ系・2015年)に、学園ヒエラルキーのトップに君臨する“プラチナ8”の一人として出演。『私、結婚できないんじゃなくて、しないんです』(TBS系・2016年)ではチュートリアル徳井の高校生時代を演じ、「あのカッコいい子は誰?』と話題を集めたこともあった。さらに、小栗旬の学生時代を演じた『ミュージアム』では、小栗の若い頃にそっくりだと評判になったことも記憶に新しい。
そして、2017年になって映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』、『サクラダリセット 前篇/後篇』、『先生! 、、、好きになってもいいですか?』などに相次いで出演。とくに『先生~』で演じた弓道男子は、先生に思いを寄せるヒロイン(広瀬すず)をつねに励まし続ける包容力の高いキャラクターで、20歳という年齢の割に落ち着きを感じさせる健太郎の個性にピタリとハマっていた。
が、それ以上に健太郎の知名度を飛躍的に高めたのは、黒島結菜扮する戦国時代にタイムスリップした女子高生から思いを寄せられる若君を演じた『アシガール』(NHK総合)。こちらも18歳というキャラクター設定のわりに大人びた雰囲気を持つ青年で、冷静で聡明、凛々しい若君と元気いっぱいのヒロインの恋にキュンキュンした人も多いだろう。この『アシガール』は健太郎にとって初めての時代劇となったが、劇中では時代劇に挑むには必須事項といえる乗馬シーンも披露しており、役柄の幅を大きく広げることに成功した。さらに12月2日から公開されている『デメキン』では映画に初主演。いじめられっ子から暴走族の総長にのし上がっていく青年を、真っ赤に髪を染め上げて熱演している。これまであまり不良役を演じてこなかった健太郎だが、この映画ではまったく違った一面を披露している。