松岡修造がアツくない!? 『陸王』予想を裏切るクールな演技を考察

『陸王』松岡修造がアツくない!?

 “アツい演技”ではないものの、演じる御園という、その世界でのし上がってきた人間の、内に秘めたるアツさとマッチしているのは間違いない。しかしながらやはり、いつも通りの〈松岡修造=アツい男〉を、本作の中で見てみたいという欲求は否定できないところである。

 物語はいよいよクライマックスへ。果たして御園とは、「こはぜ屋」にとって敵なのか、味方なのか。次回第9話では、「こはぜ屋」の大きな敵であるアトランティス社と御園が接触する展開があるようだ。アツいドラマを、クールに引き締める。彼の動向に注目である。

※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記

■折田侑駿
映画ライター。1990年生まれ。オムニバス長編映画『スクラップスクラッパー』などに役者として出演。最も好きな監督は、増村保造。

■放送情報
日曜劇場『陸王』
毎週(日)21時~
出演:役所広司、山崎賢人、竹内涼真、上白石萌音、風間俊介、音尾琢真、和田正人、佐野岳、馬場徹、桂雀々、阿川佐和子、志賀廣太郎、光石研、キムラ緑子、檀ふみ、市川右團次、ピエール瀧、寺尾聰ほか
原作:池井戸潤「陸王」(集英社刊)
脚本:八津弘幸
プロデューサー:伊與田英徳、飯田和孝、川嶋龍太郎
演出:福澤克雄、田中健太
製作著作:TBS
(c)TBS
公式サイト:http://www.tbs.co.jp/rikuou_tbs/

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる