金融政策の第一人者・翁邦雄、金利の仕組みを根本から解き明かす新書『金利を考える』発売へ

翁邦雄『金利を考える』刊行へ

 金融政策の第一人者・翁邦雄による新書『金利を考える』(ちくま新書) が、10月10日に発売される。

 住宅ローンや消費者金融、銀行預金に個人向け国債。私たちの身の回りには「金利」があふれている。「低金利だから円安になる」「金利を上げると不景気になる」といったニュースも、毎日のように聞こえてくる。

 これらの「金利」は、お互いにどんな関係があって、それぞれの金利はなぜ/どうやって決まるのか。金利が動くと私たちの生活に何が起きるのかーー。本書では、身近な事例をもとに、金利の仕組みを根本から解き明かしている。

 また本書執筆中の2024年8月に起きた史上最大の株価下落と金利の関係をひもとく「金利引き上げと株価暴落」も緊急収録。お金と社会を見る目が変わる、実践的経済学の書だ。

■著者プロフィール
翁邦雄(おきな・くにお)
1951年、東京生まれ。京都大学公共政策大学院名誉フェロー。専門は国際経済学、金融論。1974 年に日本銀行に入行し、筑波大学社会工学系助教授、日本銀行金融研究所長、京都大学公共政策大学院教授などを歴任した。著書に『期待と投機の経済分析――「バブル」現象と為替レート』(東洋経済新報社、日経図書文化賞受賞)、『日本銀行』(ちくま新書)、『経済の大転換と日本銀行』(岩波書店、石橋湛山賞受賞)、『人の心に働きかける経済政策』(岩波新書)、『金利と経済――高まるリスクと残された処方箋』(ダイヤモンド社)などがある。

■書誌情報
『金利を考える』(ちくま新書)
ISBN:978-4-480-07645-8/288頁
定価:1,034 円(10%税込)
発売日:10月10日発売

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