【重版情報】愛猫の老化や病気への向き合い方を解説『猫の介護ハンドブック』は飼い主の必携書

【重版】愛猫の老化や病気への向き合い方とは

 老化や病気で十分に体を動かせなくなった猫に、飼い主がしてあげられるサポートや看護ケア、向き合い方、看取り方が「具体的」にわかるフルカラーの実用書『猫の介護ハンドブック ~気持ちに寄り添う緩和ケア・ターミナルケア・看取り』(ねこねっこ)が重版となることがわかった。

 室内で暮らす猫の寿命は伸び続け、平均寿命を調べた統計では、いよいよ16才を超えた。そんな「猫も高齢化」の時代、動物愛護の機運の高まりもあり、年を重ねた猫を最期まで大切にお世話する考え方も定着しつつある。

 その一方で、猫が老化や重い病気で十分に体を動かせなくなってきてからの自宅でのケアの情報や介護サービスの普及が追いついていない課題がある。とりわけ猫は、見慣れぬ人や環境を苦手としやすい気質から、他者へお世話を頼りにくい動物。動物病院で検査や治療を受けさせながらも、自宅では「食べてくれない」「投薬や看護的なケアに抵抗する」姿を前に心をすり減らし、何とかできないかと手探りで対応する。そのような人々の迷いや悩みが、インターネット上でも散見される。本書は、実際に愛猫の看取りを経験した飼い主からの強い要望がきっかけとなり制作された。

 本書は、在宅での緩和ケア・ターミナルケアに心血を注いできた往診専門の獣医師・江本宏平氏による監修のもと、介護の具体的な“方法”と介護期の猫との“向き合い方”をまとめている。猫の看取りに直面する飼い主と対話し、心に寄り添ってきた獣医師によるアドバイスは、きっと猫と人の双方にとって力強い支えとなるはずだ。さらに、夜鳴きやトイレ以外での排泄といった問題行動、認知症のような症状など、飼い主が追い詰められやすい高齢猫の困りごとを特集している。獣医行動学のスペシャリスト・入交眞巳氏をアドバイザーに迎え、これらの行動の理由や対応をくわしく解説する。

 健康な猫の飼い主や、これから猫を迎えたいと検討中の人も、ぜひ一度、老化や病気で弱っていく未来の猫の姿と、介護にあたる自身・家族の姿を想像してみてほしい。そして、その時が訪れるまでの準備に、本書を役立ててみてはいかがだろう。

【目次】
序章 猫の介護 
1章 食欲が落ちた・食べない猫のサポート 
2章 脱水を防ぐ水分補給と皮下点滴 
3章 QOLを保つ環境の工夫とお世話 
4章 様子を見てはいけない症状 
5章 緩和ケアと薬の飲ませ方 
6章 ターミナルケアと最期の日々 
★特集 どう向き合えばいい?  夜鳴き&排泄の失敗トラブル…

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