【重版情報】この一冊ですべてがわかる最適な美術ガイド「世界アート鑑賞図鑑 改訂版」が好調

「世界アート鑑賞図鑑 改訂版」が好調

 2023年2月に発売された『世界アート鑑賞図鑑 改訂版』(東京書籍)は、好評につき2刷が決定。11月に重版出来となった。

 本書のポイントとしては、作品の全体解説と細部を検証した部分図解説により、作品の詳細な理解ができる。各章の扉を見た瞬間、そのまま同時代の美術思潮が把握できる年表になっている。絵画のみならず、彫刻から写真、現代美術やパフォーマンスに至るすべてのアートジャンルを網羅。各ジャンルとも図版を多用し、学術的にも評価の高い詳細な解説を添える。1100点を超えるカラー図版を掲載。美術館での主要展示作品はもとより、新聞、テレビや、小説の表紙などでふと目にふれる世界的な芸術作品を年代順に紹介。鑑賞可能なアートのほとんどを掲載。1946年以降の戦後芸術について、全体の20%にあたる116頁を割いて解説。アフリカの芸術、東アジアの芸術、ラテンアメリカの芸術、インドの芸術などもとりあげ、ポップアート、コンセプチュアルアート、パフォーマンスアート、オップアート、ビデオアート、ランドアート、デジタルアートなどの最新概念も作品とともに紹介。バンクシーも登場している。

 また本書は、扱うジャンルが地域・ジャンルともに比類がないほど広範である。時代は、四大文明、エーゲ文明、エジプト、ギリシャの古典期から中世、ルネサンス、近代から現代まで、最新作品は2016年のミックス・メディアに及ぶ。地域は、四大文明、エジプト、アフリカ、地中海世界、ヨーロッパ、西アジア、インド、東南アジア、中国、朝鮮半島、日本、北米、中南米、オセアニアまで全土をカバー。ジャンルは、先史時代から古代世界の美術全般、ヨーロッパの美術(ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココ、新古典主義、ロマン主義、写実主義、印象派、後期印象派、象徴主義、アール・ヌーボー、分離派、フォーヴィスム、キュビスム、バウハウス、シュルレアリスム……)を中心とする世界の芸術、現代芸術全般(写真、オプアート、ポップアート、コンセプチュアルアート、インスタレーション、ミニマリズム、ハイパーリアリズム、ビデオアート、デジタルアート)まで。これらに日本・中国・アフリカ・メキシコなど各地域に根差した芸術を挿入して紹介。西アフリカの仮面、オセアニアの神像彫刻、北米先住民のトーテムポールなども漏れなく掲載している点も興味深い。

書籍概要

『世界アート鑑賞図鑑 改訂版』
■スティーヴン・ファージング/編集主幹 リチャード・コーク/序文 樺山紘一/日本語版監修
■定価5,390円(本体4,900円+税10%)
■B5変型・576頁

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