【漫画】金星は元気ハツラツで火星はツンデレ? “惑星”を擬人化した創作漫画が愛らしくてクセになる

一般職に就こうか悩んだことも

――テンポがよくて可愛らしい作品でした。こにすけさんは現在、どんな状況で漫画を制作しているのでしょうか。

こにすけ:漫画家さんのアシスタントをさせていただきながら、空き時間で自身の漫画制作を行っています。アシスタントの仕事量が月によってかなり変動するため、それに沿ったペースで制作します。最近は「1週間に◯ページまで進むめる」という目標を決めています。それが達成できたら、お菓子のような軽いご褒美を自分に与えて、なんとかモチベーションを維持しています(笑)。

――漫画を描くようになった時期は?

こにすけ:高校生の時からで、本格的に描き始めたのは18歳です。絵が好きだからという理由から専門学校の漫画専攻に進学したことがキッカケです。就活時期、漫画一本で行くか一般職に就くか悩みましたが、ご縁があって漫画家さんのアシスタントをさせていただくことになり、「漫画の道で頑張っていこう」と決意しました。

トレンドと自身の好みから考えた設定

――「惑星の擬人化たちが一緒に楽しく暮らしている話」を制作した経緯は?

こにすけ:もともと自分が「擬人化」が好きというのもあり、このジャンルを作品に絡めたいと思っていました。現在流行中の擬人化漫画といえば『ウマ娘』ですが、自分は天体が好きなので、惑星をモチーフにすることにしたんです。

――もともと天体や宇宙科学に関心があったんですね。

こにすけ:ただ、好きなだけで知識は全くなく、今回の漫画を制作するために宇宙科学について勉強しました。調べれば調べるほど漫画に組み込んだら面白い要素が山ほどあり、ストーリーがすぐ思いつきました。

――“惑星の擬人化”というトリッキーな設定でしたが、なにか苦労はありましたか?

こにすけ:惑星の擬人化のギャグコメディを展開する上で、「舞台をどこにするか」はとても悩みました。普通に宇宙空間の中に登場人物がいても話を膨らませされないと感じたため、いっそのこと「太陽系の中に惑星の擬人化が暮らす星を新しく作り、そこを舞台にしよう」という結論に至りました。

――「金星=元気」「水星=影が薄い」など、各登場人物の個性はどのように決めたのですか?

こにすけ:全て宇宙科学に基づいて決めました。「金星の周りでは猛スピードの風が吹いているから破天荒な性格にしよう」とか、「水星は影が薄くて皆からかまってもらえないから卑屈にしよう」とか、登場人物の性格を最大限引き出せるように意識しました。

――次の作品も楽しみですが、今後はどのように漫画制作を展開していく予定ですか?

こにすけ:実績をつんで立派な連載漫画家になれるよう努力していきます。自分の漫画が一人でも多くの人の心に残るよう、これからも作品を世に出していくので楽しみにしていてください!

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