大人もこどもも楽しみながら学べる「統計学」の基本のき 『こども統計学』
『こども統計学 なぜ統計学が必要なのかがわかる本』が、12月14日にカンゼンより発売された。
統計学はデータを正しく読み取り、確率からより正しい判断ができるようになる学問。「ビッグデータ」や「AI」がビジネスの世界でキーワードになっている今、多くのデータをインプットし、それを正しく解析することの重要性はますます増している。しかし、日本の統計教育は海外の先進国に比べ後れをとっており、大人でも統計が苦手な人は多い。
本書では、小学校中高学年を対象に、高度な数学を必要としない「統計学の基本のき」を説明。子どものみならず、数字が苦手な大人にもわかりやすく説明している。2020年4月より採用された「新学習指導要領」をベースとし、統計学の三大グラフ「ヒストグラム」「散布図」「箱ひげ図」の作成方法とそこからデータが導き出す実態を読み解く手法も解説。
また本文で取り上げる事例は、親子が会話をするきっかけになるようなテーマとなっており、家庭でのコミュニケーションにも役立つ1冊となっている。
なお本書は、「コーズリレーテッドマーケティング」(※)を活用し、売上げの一部が「一般社団法人こども食堂支援機構」支援のために使われる。
※「コーズリレーテッドマーケティング」とは、特定の商品を購入することが環境保護などの社会貢献に結びつくと訴えるマーケティング手法のこと。
■監修:渡辺美智子(わたなべ・みちこ)プロフィール
慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科教授。理学博士。日本学術会議連携会員。統計数理研究所客員教授、独立行政法人統計センター特別参与。専門は統計学、とくに、多変量解析と統計教育。2012年度第17回日本統計学会賞受賞。著書・監修は『レッツ! データサイエンス 親子で学ぶ! 統計学はじめて図鑑』(日本図書センター)、『統計と地図の見方・使い方 データから現象や課題と解決策をさぐろう』(PHP研究所)、『今日から役立つ統計学の教科書』(ナツメ社)など多数。
■書籍情報
『こども統計学 なぜ統計学が必要なのかがわかる本』
著者:バウンド
監修:渡辺美智子
出版社:カンゼン
定価:本体1,300円+税
2020年12月14日発売
一部先行公開(出版社noteページ)
出版社ページ