なぜ中森明菜は2026年に活動を本格化させたのか? 儚くも力強いカリスマの軌跡、45周年に懸ける想いを推察

SixTONESとの共演、バラエティで魅せた意外な素顔

 一方で、新たなファンへのアプローチが見られたのが、バラエティ番組『Golden SixTONES』(日本テレビ系)6月28日放送回への出演だ。中森の日本テレビ系のバラエティ番組出演は約20年ぶりとなった。

 若い世代にとって、中森は伝説的なアーティストのような存在だったはず。しかし番組では、クイズやカラオケなどの企画に臨み、京本大我(SixTONES)が中森の楽曲「DESIRE -情熱-」を歌唱した際、「はぁー、どっこい」と合いの手を入れるなどして盛り上げた。ちなみにこの「はぁー、どっこい」は以前より、カラオケで「DESIRE」を歌われるときに定番化していたノリ。中森がテレビ番組でそれを実践し、ファンにとってはたまらない一幕となった。またそうした姿は、キャリア40年以上のベテラン歌手であり、また日本の音楽界でカリスマ的なポジションの中森のイメージをいい意味で裏切り、SixTONESのファンも親近感を持つことができたのではないだろうか。

 
 
 
 
 
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 かつての魅力を損なわず、フレッシュな側面も見せている近年の中森。それにしてもなぜ、2026年に活動がこれほどまでに活発化しているのか。それは、2027年の“デビュー45周年”を見据えているからだと推察される。誤解を恐れずに言えば、中森のこれまでの活動には紆余曲折があった。1980年代、筆者は幼いながらに中森のパフォーマンスをテレビで鑑賞し、出演したドラマなども観てきた。“リアルタイムの目撃者”の一人として、彼女が漂わせる儚さや危うさも、人々を魅了する要素の一つだと感じていた。2010年の活動休止を聞いたとき、正直なところ、中森はもう戻ってこないと思っていた。それでも、彼女は再びマイクを握ったのだ。

 苦しみも味わってきた中森を奮い立たせた背景にあったのは、長年のファンの支えではないだろうか。“45周年”というメモリアルイヤーを大切なファンと盛大に迎えるため、2026年を重要なステップイヤーとして位置付けているように思える。ツアーで届けている音楽の深化やバラエティで見せたフレッシュな素顔ーーここからの1年、中森明菜という存在がどんな新境地を魅見せてくれるのか、期待は高まるばかりだ。

※1:https://wmg.jp/akina/news/90820/

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