なぜ中森明菜は2026年に活動を本格化させたのか? 儚くも力強いカリスマの軌跡、45周年に懸ける想いを推察

 7月13日で61歳の誕生日を迎える、歌手の中森明菜。音楽バラエティ番組『EIGHT-JAM』(テレビ朝日系)では7月12日と19日の2週連続で中森を特集する。本人のインタビューが放送されるほか、“明菜ファン”の一青窈やLittle Glee Monsterのアサヒも登場するなどし、これまでの活動や名曲の誕生秘話などが明かされるという。

復活から新境地へ、ファン待望のステージと新曲も

 2010年に体調不良で無期限活動休止を発表して以降、自分のペースで活動を行っている中森。2014年に『第65回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)に企画ゲストとして出場して歌手活動を再開し、2018年に再び活動休止。しかし2023年には、ファンクラブ限定のスペシャルライブイベントのほか、初の野外ライブとなる『ジゴロック2025 ~大分”地獄極楽”ROCK FESTIVAL~ supported by ニカソー』への出演を果たすなど新境地も切り拓いている。

中森明菜も登場した野外フェス「ジゴロック」 2日目も盛況 電気グルーヴがトリを務め閉幕へ

 そんな中森の活動が2026年に入り、さらに精力的になっている。7月には20年ぶりに東京、大阪、愛知の3都市をめぐるライブツアー『AKINA NAKAMORI LIVE TOUR 2026』を開催。大阪、愛知での公演はすでに終了し、残すは東京のみ。2006年の『AKINA NAKAMORI LIVE TOUR 2006 〜The Last Destination〜』以来となるホールでの中森の歌唱に、来場者からは「泣きました」「好きな歌ばかり歌ってくれた!」と興奮の声が相次いでいる。

 7月1日には、新曲「ごめんと、すきと、」をリリース。中森のシングルリリースは2016年『FIXER -WHILE THE WOMEN ARE SLEEPING-』以来。「親友であるがゆえの『素直になれなかった過去(ごめん)』と、『揺るぎない愛情(すき)』との共存を表現した」(※1)という歌詞とやさしいメロディとテンポ、そして聴き手の気持ちに染み渡るような中森の歌声が心地よい一曲だ。低い音域も明瞭に歌い上げ、中森特有のハスキーさも感じられるなど、彼女ならではの表現が詰まっている。

【公式】中森明菜「ごめんと、すきと、」(Music Video) AKINA NAKAMORI / Gomen to Suki to (2026.07.01 Release)

 5月にはデビュー44周年を記念した、セルフカバージャズアルバム『AKINA NOTE』を発表。「サザン・ウインド」(1984年)、「ミ・アモーレ[Meu amor e...]」(1985年)、「SAND BEIGE -砂漠へ-」(1985年)、「SOLITUDE」(1985年)、「TANGO NOIR」(1987年)の5曲がジャズバージョンで新録されている。たとえば「ミ・アモーレ[Meu amor e...]」は、原曲は華々しい世界観が放たれていたが、ジャズバージョンでは中森の歌声が艶っぽく、サウンドもより洗練されたものに。いずれも“現在の中森明菜”による代表曲の新解釈を受け取ることができた。

⑪【公式】中森明菜/ミ・アモーレ [Meu amor e...] (~夢~'91 Akina Nakamori Special Live at幕張メッセ, 1991.7.28 & 29)

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