IS:SUE、RIN活動再開後初のツアーファイナルで示した“4人”の意味 手を取り進み合う決意と自信


NANO、RINO、YUUKIに続き、RINによる自己紹介ラップが初披露されたのも見どころだった。4人それぞれのキャラクターをラップで見せていくこのパートにRINが加わったことで、ステージ上にも“4人のIS:SUE”が改めてそろった感覚が生まれる。その勢いのまま披露された「NO Game Over」では、スクリーンに2Dの横スクロールゲームのような映像が映し出され、デフォルメされた4人のキャラクターが楽曲の世界観を広げていた。続く「Super Luna」では、アウトロでYUUKIとRIN、NANOとRINOによるユニットダンスを披露。ペアごとに見せ方が異なり、個々の魅力とメンバー同士の相性の良さが自然に伝わってくるブロックだった。

1stアルバム『QUARTET』のリード曲「Quartet」へ向かう流れも印象的だった。楽曲前には、「私たちの物語です」という言葉から始まるVCRが流れる。映像では、4人が自己紹介をしながら、部屋で自撮りをしたり、会話を交わしたりするドラマパートが展開された。ステージ上で見せるクールな姿とは違い、4人の距離の近さや柔らかな表情が伝わってくる。初めて演技に挑戦したというこの映像を経て、衣装チェンジした4人が再登場。紙吹雪が舞う中で披露された「Quartet」は、4人で歩むIS:SUEの現在地を祝福するような場面になっていた。
ライブ後半には、RINOとYUUKIのダンスから始まり、ステッキを使ったパフォーマンスで楽曲のムードを鮮やかに見せた「Moonlight Dance」、RINが「一緒に歌って〜?」と客席に呼びかけ、会場も歌声を重ねた「Tiny Step」など、4人の柔らかな表情が見える楽曲も披露された。特筆すべきは、4人のみで作詞を手がけた「Windy」。風車、赤いポスト、ベンチ、自転車といったセットが置かれたステージで、メンバーは手をつないだり、顔に触れたりしながら、自然な距離感を見せていく。YUUKIが「愛してる」と書かれたメッセージをカメラに見せる演出もあり、楽曲に込められた温かな思いが視覚的にも伝わるステージになっていた。
終盤は「No.4」「Breaking Thru the Line」「THE FLASH GIRL」と、エネルギッシュな楽曲が続く。RINの「REBORNもっといけるー?」という煽り、NANOの「Put your hands up」を合図に、客席も歌声で応えていく。最後のブロックでは、4人が思う存分ダンスで魅せ、IS:SUEというグループの強度を改めて示した。
アンコール前には「Starstruck」の音源が流れ、スクリーンには歌詞が映し出される。メンバー不在のステージをREBORNだけの歌声が満たすと、舞台裏にいる4人のリアルタイム映像が映し出される。再登場したメンバーは、グッズをアレンジしたラフな衣装で「Telepathy」を初披露した。

アンコールのMCで特筆すべきは、やはりRINの言葉だった。準備期間を振り返りながら、楽しいことばかりではなく、負い目を感じることも、悩むこともあったと率直に語るRIN。それでも「REBORNと会った時だけは、居場所を守られてる感じがすごくします」と言葉にすると、会場は静かにその思いを受け止めた。涙を浮かべ、時折背中を向けながら気持ちを整える姿からも、このステージに立つまでに重ねてきた時間の重さが伝わってくる。自己紹介ラップ、NANOとのユニットダンス、メンバーと笑い合う表情。その一つひとつが、RINが今の自分としてIS:SUEに戻ってきたことを示していた。

メンバーの思いも同じだ。NANOは「IS:SUEのリーダーのNANOとしても、1人の人間の釼持菜乃としても、これから皆さんに素敵なパフォーマンスを、素敵な景色を届けていきたい」と語り、YUUKIは「まだまだ私たち前に進んでいきますし、上を目指して進んでいきます」と力強く続けた。RINOは、会場に集まった7000人に向けて「1人がいて、残りの6999人プラス私たち4人が、その一人ひとりの味方だっていうのを忘れないでほしい」と伝える。4人であることは、人数がそろうというだけではない。それぞれの違いを抱えたまま並び、その違いを強さに変えていくこと。REBORNという名前に込められた“つながり”を、メンバーとファンが改めて確かめ合うようなMCだった。
ラストは「Love MySelf」。コールが会場に響き、4人の表情にも晴れやかな笑顔が浮かぶ。RINの活動再開を経て、IS:SUEは再び4人でステージに立った。この日のライブは、復帰を祝う場であり、4人で進むこれからを示す場でもあった。『IS:SUE IS COMING』というタイトル通り、彼女たちはここからさらに前へ進んでいく。IS:SUEの物語は、4人の声でまた新しい章を始めたばかりだ。


























