GANG PARADE THE LAST ROAD Vol.2:ナルハワールド「きっと一生の思い出で宝物」 WACKで見つけた自分、見つめる“違う世界”

GANG PARADE ラスト連載:ナルハワールド

「アイドルになりたくてWACKに入った」というよりも「WACKに入りたい」だった

――音楽に関しては、小さい頃に好きだったグループとかはいました?

ナルハ:小っちゃい頃から音楽やアイドルとかには触れてこなくて。それこそ『プリキュア』しか好きじゃなくて。初めて好きになったのは、BiSHです。

――誰推しでした?

ナルハ:アユニさん(アユニ・D)です。かわいくて大好きで。BiSHはみなさんそれぞれすごくて、全員好きなんですけど。BiSHを初めて観たのは、最初の『Mステ』(『ミュージックステーション』/テレビ朝日系)でしたね。それまで音楽番組を全然観てこなかったんですけど、あの時、偶然観ていて。『Mステ』で観て気になって以来、いろいろ調べて、どんどんハマっていきました。

――BiSHは初めて『Mステ』に出た時、階段を下りる時にコマネチを全員でしたんですよね。

ナルハ:そうそう。「何、この人たち!?」って、びっくりしました(笑)。

――(笑)。初めて好きになった三次元の存在がBiSHということですが、『プリキュア』もアイドルに通ずる感じがありますよね?

ナルハ:そうですね。ちょっと前に『キミとアイドルプリキュア♪』(テレビ朝日系)が放送されていて、すごくよかったんです。アイドルの鑑みたいな感じで、「私もこうならなきゃ」って思いました。

――『プリキュア』が好きなのに、WACKのアイドルにハマったのはなんでだったんですかね?

ナルハ:たしかに。WACKのアイドルもキラキラ輝いてますけど、「『プリキュア』に近いか?」と言われたら、そうじゃないですよね(笑)。WACKの衣装はかっこいい系だったりしますし。

――アイドルになりたいと思うようになったきっかけもBiSH?

ナルハ:はい。最初のきっかけはBiSHさんで、その後にWACKにたどり着いて、いろんなグループを好きになっていったんです。

――「アイドルが好き」というよりも「WACKが好き」だったんですかね?

ナルハ:そうだと思います。私は「アイドルになりたくてWACKに入った」というよりも「WACKに入りたい」だったので。小っちゃい頃に自由人だったからなんですかね? 大きくなってから人の目を気にするようになって、あんまり自由なところを自分から発信しなくなっただけで、変わったことにはずっと興味があったんだと思います。だから、WACKのアイドルを観た時に「面白いな」って思ったのかも。WACKとの出会いで封印してたことが目覚めたというか。そういう感じはします。まわりの目が気になって縮こまっちゃって、人前に出られなかったり、発言できない性格をどうにかしたいと思ったから、自分のことを見せたり、やりたいことに対して一生懸命なWACKグループのメンバーさんたちを観て、「私もこうなれたらいいなあ」となったのかも。それがオーディションを受けることに繋がったんだと思います。

「世界を背負ってしまう名前でいいのかな?」って(笑)

――受けたのは、WAggのオーディション(2018年)でしたね。

ナルハ:オーディションのタイミングがすごくよくて。私がWACKについていろいろ調べるようになったタイミングでオーディションがあったので、運命だと感じちゃいました。「オーディションを受けたい」と親に言ったら、「ここまで『やりたい』と言うことは今までなかったから、いいよ」と言ってくれて。

――オーディションの思い出は?

ナルハ:事務所に行ったら渡辺(淳之介)さんがいて、3、4人くらい一緒に面接をしました。あと、歌を1コーラスだけ歌う審査もありましたね。10分、15分くらいだったと思います。私、めっちゃ緊張しちゃって。渡辺さんも本物だし、ほかにも人がいっぱいいたのでずっと震えてたし、歌った時も涙が出ちゃうくらい緊張してました。「これ、絶対無理だ」「諦めよう、事務所まで来られただけでもすごいや」と思ってたんですけど、渡辺さんから電話がきて、「合格です」と。本当に嬉しくて、「チャレンジしてよかったな」とすごく思いました。

――“ナルハワールド”という名前をもらった時は、どう思いました?

ナルハ:「こんな世界を背負ってしまう名前でいいのかな?」って(笑)。でも、渡辺さんがつけてくれた名前だし、この名前で頑張っていこうと思えましたし、嬉しかったです。

――ナルハさんは、研修生から正規メンバーに昇格した最初のWAggでしたよね?

ナルハ:そうです。2018年の9月にWAggに入って、翌年の3月の合宿で合格したので、半年くらいでしたね。

――合宿では、試練にも耐え抜いたわけですね。

ナルハ:2019年の合宿は、デスソースがなかったんですよ。私、辛いものが本当にダメなので、そこに救われたところもあります。もしデスソースがあったら落ちてたと思ってます。

――合宿の最終日に昇格を告げられた時、どのようなことを思いました?

ナルハ:最終日まで残ってたので、「ここまできたなら受かりたいな」と思ってたんですけど、私は受かるようなことができてたとは感じてなくて。発表の時はすごくドキドキしました。「ナルハワールド、GANG PARADE」と名前を呼んでもらった時、本当に嬉しかったですね。「育成グループにずっといるわけにはいかない」と思ってましたし。

――昇格する前は、どのグループに入りたいと思っていました?

ナルハ:「昇格できるならどのグループでも頑張ります」という気持ちでした。

――加入する前のギャンパレの印象は?

ナルハ:「とにかくかっこいい」。人数が多いのにものすごく振りとダンスが揃ってて、フォーメーション移動を観てても楽しいグループだなと思ってました。「楽しい」がすごく伝わってくるという印象でしたね。そういえば、『WACK EXHiBiTiON』の前に全グループのリハーサルを観てたんですけど、GANG PARADEのリハにすごく引きつけられて。その時に、一瞬「GANG PARADEに入れたらなあ」と思ったんですよ。だから、GANG PARADEのメンバーになれた時、「願いが叶った!」という感じがありました。当時のギャンパレは9人だったので、入れるとは思ってなかったです。「これ以上増えるわけないよな」と思ってたから。

――(笑)。そこから約2カ月後、5月26日の日比谷野音でのライブが初お披露目でしたよね。

ナルハ:野音でのライブは私が入る前から決まっていたので、出させていただけるとは思っていなかったです。当時のWACKのグループのお披露目のなかでいちばん大きなステージだったので、ものすごく緊張しました。でも、すごく嬉しかったです。

――準備期間はそんなに長くないですから、大変だったんじゃないですか?

ナルハ:大変だったと思います。大変すぎたからだと思うんですけど、記憶がなくって(笑)。WAggの卒業公演もあったので、ふたつのグループの練習をずっとやってる感じで、必死だったんだと思います。

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