乃木坂46、41stシングルフォーメーション分析 池田瑛紗センター抜擢が持つ説得力、3~5期生体制の深化
五百城茉央・林瑠奈・冨里奈央・田村真佑選抜復帰、グループの重心は5期生へ
林瑠奈、冨里奈央、田村真佑の選抜復帰に加えて、五百城のフロント入りも、今回のフォーメーションを読み解くうえで見逃せない。昨年はドラマ『MADDER その事件、ワタシが犯人です』(カンテレ/フジテレビ系)で主演を務めた五百城。40thシングル『ビリヤニ』では表題曲の選抜からは外れてしまったものの、同作収録の「純粋とは何か?」では初めてアンダー楽曲のセンターを務め、アンダーライブでは座長として公演を引っ張った。座長は、メンバーの熱をまとめ、ライブ全体の流れを作る立場でもある。その場所で一度チームを背負った経験があるからこそ、今回のフロント入りは単なる抜擢ではなく、段階を踏んで上がってきた結果として説得力がある。アンダーで鍛えた芯の強さが、表題曲の最前線でどう表れるのかも注目したい。
2列目の並びも、今回の選抜の意図をはっきりと伝えている。中央を支えるのはキャプテンの梅澤と4期生の賀喜、その周囲に中西、井上、川﨑、一ノ瀬が並ぶ。中西と井上はすでにセンターを経験し、川﨑と一ノ瀬も昨年フロントメンバーに名を連ねるなど着実に前へ進んできた。選抜16人のうち9人が5期生という構成も、その意思表示に近いだろう。3期生の梅澤と4期生の遠藤、賀喜が全体の土台と軸を担い、戦う体制を固める。そして5期生が人数でも存在感でも中心へ躍り出る。3つの世代がそれぞれの役割を持ち寄り、今の乃木坂46の骨格をそのまま形にした配置だと言えると思う。
タイトルの「最後に階段を駆け上がったのはいつだ?」には、どこか立ち止まって自分に問いかけるような響きがある。過去の熱量を思い返す言葉にも聞こえる一方で、今もう一度走り出せるかを試す問いでもあるだろう。乃木坂46は世代が変わるたびに、その都度階段を上り直し、新しい景色を見せてきた。今回のフォーメーションもまた、次の一段へ向かう準備として受け取れる。
加えて、6期生が選抜に入らなかったことは、アンダーでライブ経験を積む時間が確保されるという見方もできる。乃木坂46において、ライブは楽曲を自分の身体に落とし込み、ほかのメンバーとの距離感を掴みながら、グループの流儀を身につけていく場でもある。まずはステージの数を重ね、場数の中で表現を磨いていく。その過程を経たうえで選抜へ合流していくことで、メンバー個人やグループの強度は上がるはずだ。
新曲のパフォーマンスで、このフォーメーションがどんな景色を見せるのかはまだわからない。だが少なくとも、もう一度階段を駆け上がるための準備が整ったことは確かだ。積み上げてきたものを土台にしながら更新していく。その先に広がる景色は、これまでの延長線上にありつつも、同じ形ではないだろう。

























