Number_i、積み上げた実績を糧に挑む世界の舞台 WMEとの契約が示すグローバルアーティストの証明

Number_iが、いよいよ本格的に世界進出へと動きだす。WME(William Morris Endeavor)と契約したことが発表されたのだ。
WMEは125年以上の歴史を誇る世界最大手のタレントエージェンシーで、ロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドン、パリ、シドニーなど世界各地に拠点を展開している。契約アーティストにはハリウッド俳優やトップアスリートが名を連ね、音楽分野ではブルーノ・マーズやビリー・アイリッシュなど、世界的に活躍するアーティストたちのエージェント業務を行ってきた。
今後はNumber_iの全世界における代理業務をWMEが行い、活動をサポートしていくという。昨年8月、「未確認領域」が配信リリースされた際に彼らは「僕たちのテーマ的には、『人生において次のフェーズに行くけど、誰も置いていかないよ』という思いを込めました」(※1)とコメントしていた。その言葉を借りれば、Number_iは次のフェーズに移ったと考えていいだろう。とはいえ、突然何かが大きく変わったわけではない。彼らはかねてから海外へ向けた動きを展開してきたのだ。
グループ単独での大きなトピックとしては、まず2024年4月の『Coachella Valley Music and Arts Festival 2024』が挙げられる。Number_iが出演したのは、88risingが主催する特別ステージ「88rising Futures」。グループとしては初めての海外ステージかつ音楽フェスティバルへの出演だった。当日披露したデビュー曲「GOAT」は、直後にアメリカのiTunes総合チャートで10位、ヒップホップチャートで3位にランクインする快挙を達成。平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太でのステージのほか、Jackson Wangとともにコラボパフォーマンスしたことも大きな話題となった。このときの縁もあり、翌年4月にはJackson Wangの楽曲「GBAD」にメンバーが新たなリリックを追加し、歌唱で参加した「GBAD (Number_i Remix)」が配信リリースされた。
2025年6月1日(現地時間)には、ロサンゼルスで開催された同じく88rising主催の音楽フェス『Head In The Clouds Festival』に出演。『Coachella Valley Music and Arts Festival 2024』こそ「FUJI」「GOAT」の2曲のみの披露だったものの、この日は8曲をほぼノンストップで繰り広げる白熱のステージを届け、現地の観客を沸かせている様子は当日のYouTube配信からも窺えた。同年9月に2ndフルアルバム『No.Ⅱ』がリリースされた際には、Number_iを起用したSpotifyの巨大街頭広告がニューヨークタイムズスクエアに登場した。
報道にもあった通り、マネジメント業務については引き続きTOBEが行うという。TOBEとしても、所属アーティストによる合同コンサート『to HEROes』をPrime Videoにて220以上の国と地域で生配信するなど、アーティストの魅力を世界へ届けるための取り組みを重ねてきた。昨年の『to HEROes』開催時に、滝沢秀明は「僕がどうしたいっていうことより、それぞれのアーティストがどうしたいっていうことを全力でサポートする会社」(※2)と示したうえでNumber_iのアメリカ進出を例に挙げ、「もう今年中にはNumber_i、僕はアメリカに何かしらのきっかけはつくりたいなっていう思いはある」と想いを明かしている。Number_i、滝沢が思い描いていたものが、着実に形になっていると言えるだろう。
エージェント契約を結んだということは、WMEがNumber_iをグローバルで活躍できる存在と期待している証でもある。間口が広がったことで、道も大きく開かれた。その道は、Number_iがこれまでに歩んできた道に続くものだ。国内外で積み重ねた実績を糧に、未確認領域へと力強く飛び立っていく彼らの姿を見届けたい。
※1:https://www.oricon.co.jp/news/2397993/full/
※2:https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2025/03/07/articles/20250307s00041000262000c.html


























