Number_i 平野紫耀、まもなく迎える20代ラストイヤー 音楽、広告、バラエティ……多彩な顔を見せた1年に共通する“哲学”とは
2025年の平野紫耀は、Number_iとしての活動に加え、個人では「LOUIS VUITTON」(ルイ・ヴィトン)や「Yves Saint Laurent Beauté」(イヴ・サンローラン・ボーテ)のアンバサダー、池田模範堂「ムヒシリーズ」やネイチャーラボ「ランドリン」などの広告塔としても活躍してきた。
そんな平野が、1月29日に29歳の誕生日を迎える。
先日も、フランス・パリで開催された『2026秋冬メンズ・ファッション・ウィーク』に出席していた平野。昨年、ブランドアンバサダーとして「Yves Saint Laurent Beauté」のポップアップイベントに登壇した際、海外での仕事で心がけていることについて彼は「自由で、自分らしく、とにかく楽しむっていうのを僕は意識してやらせていただくようにしています」(※1)と話していた。その言葉通り、28歳の平野は、活動が多岐にわたるなかでも常に自身が楽しむ姿を見せてくれた。
この投稿をInstagramで見る
“普段と違う環境でも自分らしく楽しむ”というスタイルは、昨年2月にMCとして出演した特別番組『3people 1minute』(日本テレビ系)でもよく表れていた。わずか1分という短い時間で繰り広げられるパフォーマンスの数々を一つひとつ真剣に見届け、気になった部分をパフォーマーに質問しながら魅力を掘り下げていく。内容によっては自身もパフォーマンスに参加し、驚きの体験を前に目を輝かせていたことも印象深い。視聴者の目線に立った純粋なリアクションが、番組を盛り上げていたと思う。
自分らしくいることとは、自分の価値観や感情に素直に向き合うこと。その結果生まれた斬新なアイデアは、Number_iの楽曲やライブでのパフォーマンスにも繋がっている。たとえば、昨年5月にリリースされた2ndシングル『GOD_i』収録の自身プロデュース曲「i_DOG」。個人的には、なぜそのタイトルなのかが最初に気になったのだが、実際に曲を聴いて納得した。逆再生した表題曲をサンプリングして制作したものだったからだ。また、昨年6月より配信されたドキュメンタリー作品『THE_i -what is Number_i-』(Prime Video)では、ライブでソロ楽曲「透明になりたい」を披露する際のマイクスタンドの向きを「正面向いてなきゃ意味が分かんないよね?」「斜めでやってみようかな」と、“そばにいない誰か”に歌うイメージを表現するために試行錯誤する姿も見られた。枠にとらわれない発想、それを実現させる行動力にも舌を巻くが、平野自身が楽しんでいるのはもちろん、「受け取ってくれる人を驚かせたい」という気持ちもそこにはあるのだろう。
ハイブランドの顔として感じさせる天性の華、身近な商品のCMや普段のトークで表れる親しみやすさ、そしてNumber_iの楽曲でのクールなパフォーマンス姿――この1年、多彩な表情を見せながら活動のフィールドを広げてきた平野。同じようにすべてを兼ね備えている人はそう多くないだろう。カリスマ性と無邪気なキャラクターは一見対照的に思えるが、自分らしくいる姿勢を貫くことでその両方が生み出されるのだと、彼を見ていると考えさせられる。
一方で、平野は過去のインタビューで「新しいことに挑戦するときは、ワクワクしながらもたまに迷うんですけどね(笑)」「楽曲を作るときも、こっちの路線がいいな、でもこういうことが起きちゃったらどうしよう、こんなチャレンジをしたらどんなふうに進んでいくんだろう……って」と答えていたこともあった(※2)。見る人を楽しませたいという気持ちが強ければなおのこと、迷ったり悩んだりすることも多いのかもしれない。果敢に新しいことに挑み続けている印象があるが、その裏でたくさん考えながら、自分らしく一つひとつ選択していった28歳だったのではないだろうか。
飾らない姿には、多くの人が惹きつけられる。だからこそ、思いがけないチャンスや巡り合わせが訪れる。新曲「3XL」の配信リリースも控える29歳の誕生日。誰がなんと言おうとブレないレールを楽しみながら走り続ける平野の前に、これからも想像を超えた景色が広がっていくことを願っている。
※1:https://realsound.jp/2025/07/post-2075210.html
※2:https://www.vogue.co.jp/article/2024-august-cover-story-sho-hirano

























