稲垣吾郎が語るSMAPと90年代音楽シーン 「“はだかの王様”だったんで、僕ら」――『THE TRAD』で回顧するあの時代
稲垣吾郎がMCを務める音楽ラジオ番組『THE TRAD』(TOKYO FM)で、1月13日にSMAPの「はだかの王様 〜シブトクつよく〜」が流れた。イントロが流れた瞬間、「ああ、この曲」と思い出の引き出しが一斉に開く感覚がした。SMAP21枚目のシングルで1996年5月5日にリリースされた本作。現在はオートレース選手として活躍する森且行が卒業する直前の、6人体制最後のシングルだった。
この楽曲の最高位は“2位”。1991年のデビュー以降、時代とともに走り続け、気づけば誰もが知る存在になっていたSMAPだが、ヒットチャートの常連というイメージとは裏腹に、振り返ってみると「実は2位だった」という楽曲が多いという。
そんな再発見を楽しめるのが、書籍『90年代J-POP なぜあの名曲は「2位」だったのか』(ホーム社)。本作の著者であり、ラジオ構成作家、DJとしても活躍するミラッキが、この日『THE TRAD』に出演し、稲垣とともに90年代の音楽チャートを手がかりに、当時のヒットシーンを振り返るトークを繰り広げた。
【🗺️THE TRAD ENTERTAINMENT MAP】
放送作家#大村綾人 さんがご来店❗️
(@mirakki_mirakki)『最高位2位の名曲』についてお話を伺いました‼️
ありがとうございました‼️
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— THE TRAD (@THETRAD_TFM) January 13, 2026
「我々からすると、ちょっとドキッとするタイトルでもあるんですけど。なぜあえて“2位”に注目されたんですか?」。そう問いかける稲垣の言葉に、ミラッキは、構成作家として音楽原稿を書くなかで「え、これ1位じゃなかったの?」と思わず二度見してしまうような曲に何度も出会ってきたことが、本書を執筆するきっかけとなったと明かす。
例えば、シャ乱Qの「ズルい女」。今でもカラオケで歌うという人も多いのではないだろうか。しかし、この「ズルい女」も最高位は2位。この結果に稲垣も「あ、そうなんだ。そうなんですか! でも残ってるよね。これを聴いたらみんな覚えてる、当時のこと」と驚きを隠せない。ランキングが出れば、当然その結果に一喜一憂してしまうもの。けれど、記憶に残る名曲というのは、必ずしもチャートと連動しているものではないのだと気づかされる。
「なんでも面白いですね、2位に注目していくと。ドラマもあるしね」と、興味をそそられた様子の稲垣。CDが最も売れたと言われている90年代だが、ひとことで“90年代”といってもトレンドの移り変わりは激しかったとミラッキが解説すると、「90年代ってくくれないよね!」と、その渦中にいたアーティストとしての率直な感想がこぼれる。
ZARD、大黒摩季、B'z、WANDSなどの“ビーイング系アーティスト”が一世を風靡した90年代前半。続いて、“小室ファミリー”と呼ばれた小室哲哉プロデュースのアーティストたちが輝いた90年代半ば。そして、GLAYやL'Arc-en-Cielが仕掛けたリリースラッシュに、宇多田ヒカル、椎名林檎、浜崎あゆみ、MISIA、aikoといった歌姫たちが登場した90年代後半……と、カラオケブームと並行して、生活のなかに数多くのヒットソングがあった。
なかでも、バラエティ番組が音楽シーンに大きく影響していたのも90年代の大きな特長。オーディション番組『ASAYAN』(テレビ東京系)からモーニング娘。を筆頭に数多くのアイドルが誕生。『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』(日本テレビ系)では、番組企画から生まれたポケットビスケッツ、ブラックビスケッツが音楽チャートを席巻していったことも、大きな話題となった。





















