ACEesが継承する“王道のアイドル”のきらめき CDデビュー前の『Mステ』出演、経験に裏打ちされた実力に迫る
ACEesが、12月26日16時30分より放送される『ミュージックステーション SUPER LIVE 2025』(テレビ朝日系)に出演する。CDデビュー前でありながら、一流アーティストたちと肩を並べてライブパフォーマンスを披露するという事実は、それだけ彼らに寄せられる期待の大きさを物語っている。年末の大舞台というプレッシャーすら輝きへと変えてしまうに違いない。そう確信させるだけの勢いが、今のACEesにはある。
「これぞ日本のアイドル」と思い出させてくれる王道性
ACEesは、2025年2月16日に誕生した5人組グループだ。メンバーは浮所飛貴、那須雄登、作間龍斗、深田竜生、佐藤龍我。いずれもACEes結成前は、美 少年、HiHi Jets、少年忍者といったジュニア内グループで活動し、豊富な経験を積み重ねてきた面々だ。だからこそ、結成から間もないタイミングにもかかわらず、5月13日の東京・有明アリーナ公演を皮切りに、5大都市を巡るアリーナツアー『ACEes Arena Tour 2025 PROLOGUE』を開催。5都市20公演で約25万2000人を動員するという、鮮烈なスタートを切った。
ACEesの特徴を一言で表すなら、“王道アイドル”。多様な個性やスタイルが共存するボーイズグループ戦国時代の今、彼らのパフォーマンスには、アイドルの原点を改めて思い出させる力があると思う。オンエアを前に、ぜひチェックしてほしいのが、YouTubeチャンネルで公開されているオリジナル曲「PROLOGUE」のステージパフォーマンス動画だ。結成後、グループとして生配信を除く初投稿にこの楽曲を選んだ点からも、ACEesがいかにステージを重視しているかが伝わってくる。
銀白色の衣装がすこぶる映える5人。照明、セット、演出……どこを切り取っても「キラキラ」という言葉が似合う。しかし、そのきらめきを確かなものにしているのは、5人の所作と表情だ。中心を向いて始まるイントロ、完璧なタイミングで上を向く視線、天を突く右腕、体に染みついたようなフォーメーションチェンジ、ターン直前にセンターの浮所がふっと見せる笑顔まで、すべてが計算され尽くしている。その細部への意識こそが、アイドルの輝度を押し上げるのだ。























