少年隊から継承される事務所の伝統を紡ぐ 『ジュニア Showcase 2025 新星 -SHINSEI-』ゲネプロレポ

『ジュニア Showcase 2025 新星』ゲネプロレポ

 ジュニアの阿達慶、千井野空翔、竹村実悟らジュニアメンバーが『ジュニア Showcase 2025 新星 -SHINSEI-』を開催。本稿では12月9日に行われたゲネプロの様子をレポートする。

 羽村仁成と馬場律樹によるプロローグの後、スタンドマイクで登場したのは阿達・千井野・渡邉大我。3人が華麗に少年隊の名曲「仮面舞踏会」を披露すると、ステージ上にはかつて世間を魅了した少年隊の映像も投影される。事務所に流れる確かな伝統を感じさせる演出となっていた。

 赤い衣装に身を包んだメンバーが登場し見せたのは中国武術と名付けられたコーナー。衣装を活かして、美しいパフォーマンスでありながら、フレッシュなメンバーならではのパッションも感じられるステージになっていた。

 野田開仁の振りで指定されたメンバーが特技を披露。ゲネプロでは鍋田大成がけん玉、末永光がフラフープを披露した。

 平和な空気から一変して始まったのは〜和-殺陣〜。刀を用いた演出は事務所伝統の舞台『Endless SHOCK』を彷彿とさせる、大人数による大迫力のステージとなった。

 続けて、和風テイストの楽曲披露が続く中、披露された「KAGUYA」で登場したのは浅井乃我。『timelesz project』の最年少ファイナリストで、最終審査から10カ月の今、改めてジュニアとしての活動を開始。今回の公演は飛び入り参加となった。

 田仲陽成・羽村・松浦銀志と宮岡大愛・山岸想・善如寺來による舞台『少年たち』の劇中歌「闇を突き抜けて」は赤いチームと青いチームに分かれて舞台さながらの演出。この楽曲でもかつて上演されていた映像が投影され、大迫力のパフォーマンスになっていた。

 全員が揃って披露したのは、舞台『DREAM BOYS』より「DREAMER」。希望に満ちた表情で“新星”たちがこれまで見せてきたパフォーマンスを総括するような、美しいステージで魅了する。

 千井野の「ここからはショータイムです」の声から始まったのが「現代・最新曲コーナー」。嵐の「Hapiness」では一部メンバーが客席に降り、より近くからパワーを届ける。

 最年長は20歳、最年少は12歳、関東ジュニアのみならず関西ジュニア、そして今回から初参加となった浅井など、年齢もバックグラウンドも異なる27人が作り上げた今回のステージ。それぞれ違う個性を持っているが、全員が持つ事務所の伝統へのリスペクトを感じられる公演となっていた。

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