亀梨和也だから実現できる奇跡の再会 KAT-TUN解散・事務所退所後も変わらない縁を“つなぐ力”
亀梨和也のYouTubeチャンネルに、Snow Manの渡辺翔太が登場。亀梨が退所してから、STARTO ENTERTAINMENT所属の後輩が出演するのはこれが初となる。
独立したタレントが、事務所に所属するメンバーと絡む姿をメディアで見かけるのは難しい……というのがこれまでの慣例だった。だが、亀梨によってその空気は大きく変わっていきそうだ。
今日放送の
『 世界を救う!ワンにゃフル物語 ~柴と三毛と亀梨くん~ 』
に #井上瑞稀 が出演しました🌏✨世界の激かわワンにゃん映像大連発はいかがでしたか⁇📹❤️🫧
ご覧くださった皆さま、ありがとうございました🐕🐈💕#ワンにゃフル物語#KEYTOLIT #KTL pic.twitter.com/7s9vFYTfWN
— ジュニア公式 (@jr_official_X) July 30, 2025
亀梨が独立したのは2025年3月31日。ところが、4月にスタートした亀梨がMCを務めるバラエティ番組『世界を救う!ワンにゃフル物語 柴と三毛と亀梨くん』(テレビ東京)では後輩の名前もごく自然に飛び出す。また、7月30日放送回ではジュニアの井上瑞稀が登場してファンを喜ばせた。
番組の終盤には、亀梨が井上の所属グループ名について「今のチーム名……?」と尋ねる場面も。井上が「KEY TO LIT(キテレツ)です」と即答すると、亀梨から間髪入れずに「どういうこと?」とテンポのいいツッコミが入り、スタジオには笑いが広がった。井上も負けじと「どういうことかってのは俺も一番知りたいんで」と返すことができたのも、亀梨が同じ経験をした先輩だからこそだろう。実際、亀梨も「うち(KAT-TUN)も最初は『?(ハテナ)』だった。カ、カトゥーン?」と実体験を振り返りながら笑いを誘い、「(どのグループも)みんな最初はピンとこないよね(笑)」と締めたのだった。
そんな2人のやりとりに改めて、同じ事務所の先輩後輩だからこそ展開できるトークがあることに気づかされる。特に亀梨とSnow Manの間には、舞台やコンサートでバックについていたこともあるため、特に深いつながりがあるときにはエモーショナルな思い出話から、兄と弟のようないい意味で遠慮のない縦の関係性が垣間見える。
なかでも渡辺翔太、宮舘涼太、佐久間大介の3人は亀梨と同じ江戸川区出身であることから、一緒に過ごした時間も多い。7月29日放送の『ZIP!』(日本テレビ系)では、亀梨と渡辺が健康ランドや焼き鳥店に行った話、「野球しようぜ」と亀梨がポケットマネーで江戸川区球場を貸し切って試合をしたエピソードも。
亀梨いわく「一番最後の大絡みがSnow Manだった」そう。そんな先輩としての大きな器を見せながらも、「いっぱい一緒に遊んでもらった」と、いつも控えめな姿勢でいるのが亀梨の魅力でもある。
もちろんプライベートだけでなく仕事でもつながりは深い。亀梨が2004年から2012年まで座長を務めた事務所の伝統舞台『DREAM BOYS』を、2023年と2024年に渡辺が引き継ぎ、現在公開中の渡辺が主演する映画『事故物件ゾク 恐い間取り』は、亀梨主演作の続編にあたる。渡辺は『ZIP!』でのコメントで「お仕事の部分で亀梨くんの引いたレールを歩かせてもらっている」と語り、背中を追いかけるように活躍の場を広げているのだ。
YouTubeでの動画内では、渡辺が「環境が変わっても、亀梨くんとSnow Manって関係性は変わりませんから」と話す場面もあった。その言葉は、おそらく多くの後輩たちも思うところだろう。独立という大きな変化を経てもなお、変わらずに「先輩」「THEお兄ちゃん」という存在感でいてくれる亀梨に、また新たなスター像を見ているところもあるのではないか。
8月9日放送のラジオ『亀梨和也のHANG OUT』(NACK5)では、『世界を救う!ワンにゃフル物語 柴と三毛と亀梨くん』に井上が出演したことを受けて、「後輩たちも僕としては全然出てもらってうれしいですよっていう話で。こないだスタッフさんとかとも話してて」とコメント。
さらに「このあいだ、ちょっと所属していた事務所のほうで打ち合わせに行ったんですけど、そのとき(KEY TO LITの)猪狩(蒼弥)がいて。エレベーターのところで僕が来るのを待ってくれてたのかな。挨拶をわざわざしてくれて、『頑張ってます』って言ってたんで」と朗らかに話した。
そして「形は変われど、会ったりすると後輩は後輩ですし、そういった意味では、みんなもね『亀梨くん!』って来てくれるんで。すごくうれしいです。僕も大切にしたい存在ですしね」とも。再度、亀梨が後輩たちに向けた愛情を感じた。
そして、この「打ち合わせ」とはおそらく11月8日に千葉・ZOZOマリンスタジアムで開催されることが発表されたKAT-TUNのライブ『Break the KAT-TUN』に関するものと想像する。解散を発表してからのライブ開催は、事務所としても異例のことだ。それが実現できたのも、多くの関係者との縁を大切にしてきた亀梨の存在があればこそかもしれない。
そもそもYouTubeチャンネルを作ったのも、後輩から「自分の個性を出したいのに出せる場所がない」という相談を受けたことがきっかけだったと振り返る。「自分がそういうコンテンツを持つことで、いい場になってくれたら」という思いを具現化し、大好評を博したのが事務所の後輩たちを、それぞれの縁をつなぐ形でゲストに招いた「数珠つなぎ」企画だった。
亀梨の退所に伴って一区切りつけてはいるものの、今回の動画で渡辺から「復活させるべきだと思います」と言われる。とはいえ、これまでよりも風通しよく動けるようになった亀梨であっても、即答できるほど単純な話ではないのだろう。一瞬「うーん」という表情を見せたが、「うれしいと思います」という後輩を代表した渡辺の言葉を受けて、「ここから、渡辺くんからリスタートしますか?」と提案。その思い切りの良さに、亀梨の“つなぐ力”が表れていた。
きっと11月8日のKAT-TUNライブを通じて、再び後輩との縁は深まるに違いない。さらに亀梨のもとには、共演した他事務所のタレントからも「出演したい」という声が届いているという。事務所の後輩つながりという枠を超え、亀梨の広い人脈が実現する「数珠つなぎ」企画の再始動。その輪が、かつての先輩後輩たちへと広がり、いつか誰もが諦めていた再会が実現するなんていう奇跡が起こるかもしれない。そんな亀梨ならではの夢を見させてくれるコンテンツに、胸が高鳴るばかりだ。

























