稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾が明かした今の目標 三者三様の個性が爆発したはじめしゃちょーの豪邸ロケ
稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人が、8月3日配信の『ななにー 地下ABEMA』(ABEMA)で、“ななにーファミリー”ことキャイ~ン、EXIT、みちょぱ(池田美優)とともにロケ企画を展開。舞台となったのは、静岡県にある人気YouTuber・はじめしゃちょーの豪邸だ。
稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾の3人による番組「ななにー 地下ABEMA」8月3日の放送内容発表!https://t.co/3Icm80DvWM#新しい地図#atarashiichizu#稲垣吾郎#GoroInagaki#草彅剛#TsuyoshiKusanagi#香取慎吾#ShingoKatori#ななにー地下ABEMA pic.twitter.com/t5ZPP2jo9t
— 新しい地図 (@atarashiichizu) July 27, 2025
ロケ地となったその家は改築費用を含めて、なんと総額5億円という大邸宅。玄関に至るまでのエントランスだけで30畳もあり、室内には1億円をかけた映画館もあるというから、その桁違いなスケールに驚かされる。
この“はじめしゃちょー御殿”にくることができて「すごいうれしい」といちばんはしゃいだのは香取だ。はじめしゃちょーがこの家を購入する前から、ずっと動画を視聴していたという香取。「唯一観ているYouTuberだよ」との言葉に、1600万人以上のチャンネル登録者数を持つはじめしゃちょーもうれしさを隠しきれない。
動画の撮影場所として使われる大広間では、香取が「涼しいじゃん! なんかすごい暑い時あったよね?」とひとこと。実は、空調が故障していた件をはじめしゃちょーは動画で配信していた。だが、その公開時期はなんと3年前の2022年7月。思わず、はじめしゃちょーの口からも「マジで詳しいっすね」との言葉が飛び出した。
「コラボ相手の作品をすべて観て、大好きになってから会う」というのは、香取がこれまでにも見せてきたスタイル。自分自身が“好きになる”というプロセスを踏まえているからこそ、相手のファンと自分のファンとの架け橋をかけるのが非常にうまい。
そんな香取が仕切るロケは、やはり安心感がある。香取が巧みにバランスを取り、采配をふるう仕切り力も相まって、スタジオを飛び出した稲垣、草彅の人間味あふれる魅力も自然とあらわになっていく。
たとえば、植物好きで知られる稲垣は、はじめしゃちょー宅にある観葉植物たちを見つけるなり、即座に“グリーン警察”としてチェックを開始。葉を落としてしまっている鉢たち一つひとつに注目しながら、小さなフェイクグリーンの存在も見逃さない。その妥協のない眼差しは、バラエティ的な無茶ぶりに対してさらに厳しく光る。
頭上からたくさんのピンポン玉を降らせるという、はじめしゃちょーらしいショート動画を再現しようとすると、「ふざけるな!」と一喝するシーンも。また、はじめしゃちょーといえば欠かせないスライム風呂を、キャイ〜ンのウド鈴木&EXITの兼近大樹と屋外で作って、そこに入るというミッションも、日傘片手にほんの少しだけ手伝うものの、すぐさま屋内へと避難。そうしたピリッとした緊張感を嫌味なく出すことができるのも、稲垣ならではの存在感あってこそだ。決して大事件が起こらずとも、彼がいることでロケに“輪郭”が生まれるのだ。
一方、稲垣とは対照的にあらゆる流れに「OK」と柔軟に応じていくのが草彅の面白さ。今回も、はじめしゃちょーの家の豪華なキッチンがほぼ使われていないことから、キャイ〜ンの天野ひろゆき、EXITのりんたろー。と、買い出し&料理チームに任命される。すると即座に「出発進行!」と『新幹線大爆破』(Netflix)を彷彿とさせる返事を披露。さらに、地元スーパーで新鮮な魚介や黒はんぺんを吟味する天野、りんたろー。に対して、草彅は、まさかの“自宅用スイカ”を購入。どんなに“はじめまして”の場所であっても自分のペースを崩さない、いい意味でのマイウェイ感がたまらなく愛おしい。
稲垣のこだわりの強さや草彅の奔放さを受け止め、笑いに変えていくことができるのも、ロケ経験豊富な香取の真骨頂。印象的だったのは、はじめしゃちょーから「今後の目標」を問われた時、香取は「またみんなでロケに行きたい。やっぱりロケ、好きだから」と答えていたこと。「休みの日にいろんなところに連れてってくれるじゃん」なんて冗談めかして話し、スタッフからテロップで「仕事です!」とツッコミが入っていたものの、あながちジョークとも言い切れない感覚なのかもしれない。
彼は以前からロケや生放送の終わりに「また一緒に遊びましょう」という言葉を使ってきた。それもロケという現場を、仕事というより“経験”として全力で楽しんでいる証。香取自身がその土地、その空気、その人との出会いを喜んでいるからこそ、私たち視聴者にもその楽しさが伝わってくる。そして何よりも、長年ともにしてきたからこそ言葉で明確に表さなくても、互いに補完し合う関係性が心地好い。その絆は、彼らの掲げた夢にも表れていたように思う。
「現状維持」と冷静に答える稲垣と、「3人で東京ドームに立ちたい」と言う草彅。そんな相対する夢を持つ2人をまとめて、「ロケで遊び続けたい」と口にする香取。今ある環境に感謝しつつ、新しい世界を楽しみながら、たくさんのNAKAMA(新しい地図のファン呼称)たちと大きな夢を描いていく。そんな3人の魅力を再確認することができた。
国内YouTuberとしては圧倒的なトップランナーとなったはじめしゃちょーは、今や上を目指すというよりも、頂点に立ったからこそ自らが新しい世界を切り拓いていかなければならない立場になった。そういう意味では、国民的スターとして長い年月走り続けてきた3人の背中に学ぶことも多かったのではないだろうか。
彼らが赴く先々で、元気になる人がいる。その様子を見届ける私たちも笑顔になる。次はどんな場所へ、どんな人と“遊び”に行ってくれるのだろうか。そんな期待を胸に、これからも3人が繰り出すロケ企画を楽しみにしている。

























